イスラエルの総選挙...政権交代が起きたら「イラン情勢が沈静化に向かう可能性」識者が指摘

   2026年10月に行われるイスラエル総選挙、そして11月の米中間選挙がせまる中、ネタニヤフ首相率いる与党リクードとトランプ大統領の共和党の苦戦が伝えられている。9月12日放送の「サタデーステーション」(テレビ朝日系)は、両選挙の行方とその影響についてとりあげた。

  • ベンヤミン・ネタニヤフ首相(ホワイトハウス公式サイトより)
    ベンヤミン・ネタニヤフ首相(ホワイトハウス公式サイトより)
  • ガディ・アイゼンコット氏のインスタグラム(@gadi_eisenkot)より
    ガディ・アイゼンコット氏のインスタグラム(@gadi_eisenkot)より
  • ベンヤミン・ネタニヤフ首相(ホワイトハウス公式サイトより)
  • ガディ・アイゼンコット氏のインスタグラム(@gadi_eisenkot)より

中間選挙ではトランプ大統領の共和党が苦戦

   番組はまず米中間選挙に向けた共和党大会の模様を伝える。トランプ大統領は「投票に行かなかったら地獄に落ちる」など危機感丸出しの発言を繰り返した。トランプ大統領の支持率が9月11日現在で39.3%という、2期目で最も低い水準にまで落ち込み、共和党の苦戦が予想されている。

   共和党が敗北したら、何が変わるのか。アメリカ政治に詳しい明海大学教授の小谷哲男さんは「外交で打開策を見つけるということになるのではないか」と予想する。「現在進行中のイランとの戦争を終わらせる努力をするとか、中国と北朝鮮との関係を大幅に改善するといったこともある。さらにキューバに対する攻撃も行う可能性が高まる」とも小谷さんは話す。

イスラエル・ネタニヤフ首相に有力な対抗馬が浮上

   そしてイスラエル総選挙はネタニヤフ首相の続投か政権交代かが焦点になっている。ここにきて野党「ヤシャル」党首のアイゼンコット氏が有力な対抗馬として浮上、支持率でもネタニヤフ首相を上回っていると紹介。東京大学中東地域研究センター特任准教授の鈴木啓之さんは「最大の対立軸は政策というよりもネタニヤフか反ネタニヤフかいう点にある」とする。

   仮に政権交代したとしたら何が変わるのか。鈴木さんは「対パレスチナ、ガザ地区は今よりも攻撃を弱め治安管理区域として扱うのではないか、対イランへの敵対姿勢そのものは変わらないものの、先制攻撃やアメリカの停戦交渉の妨げなど独自の軍事行動は控えてアメリカと歩調をあわせるのではないか。その結果、イラン情勢が沈静化にむかう可能性がある」と話す。

   アメリカ、イスラエル、両国のリーダーの足元がぐらついており、選挙の行方が注目される。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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