ウクライナのゼレンスキー大統領が搭乗する飛行機にロシアの無人機が接近する緊迫の場面があった。2026年9月11日放送の「深層NEWS」(BS日テレ)は、この事件をとりあげたが、ロシア側の意図はなんだったのか。1機は農地に落下、もう1機はルーマニア領空へ9月8日、ゼレンスキー大統領はノルウェーの首都オスロで営まれる前国王の葬儀に参列するためにモルドバの空港から飛行機に搭乗した。しかし、モルドバの領空にロシアのジェット推進式無人機が侵入したためゼレンスキー大統領が搭乗した航空機が一時待機することになった、というCNNの報道を紹介した。いっぽう、ロイター通信によると無人機は2機で、1機は農地に落下、もう1機はそのままルーマニア領空に飛行していったという。ロシアはゼレンスキー大統領を狙って無人機を飛ばしたのか。ロシア情勢や国際安全保障が専門の防衛研究所研究幹事の兵頭慎治さんは、こう話した。「離陸予定の10分前にジェット推進式の高速ドローンが近づいてきたということなので、一歩間違えれば大惨事になった可能性はあると思う。これまでウクライナ周辺諸国、モルドバ、ルーマニアにドローンが飛来して墜落するという事件がずっと続いていた。これまでのNATOに対するハイブリッドの攻撃の一環だろうし、またゼレンスキー大統領が乗った専用機をターゲットにしたのであれば、ウクライナに対するメッセージでもあったと思う。つまり(ゼレンスキー大統領の)居場所は把握していると、こういう形で攻撃するのは可能だという政治的な意図のアピールにはなる。ただ殺害まで考えていたかというと、トランプ大統領が再び関心を寄せて外交交渉の動きがでてきているさなかでもあるので、かなりきわどいところまでやっているが、心理的、政治的プレッシャーという印象だ」(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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