「高市政権は高速を走るスポーツカー。スピード違反は止める」古川元久「国民」代表代行に聞く

   中道改革連合が事実上崩壊したことで「野党第一党」となった国民民主党は「高市一強」にどう立ち向かうのか。2026年9月25日、同党代表代行の古川元久衆院議員に臨時国会での対応などを聞いた。(聞き手 ジャーナリスト 菅沼栄一郎)

  • 国民民主党代表代行の古川元久衆院議員(同氏の公式サイトより)
    国民民主党代表代行の古川元久衆院議員(同氏の公式サイトより)
  • 高市早苗首相(2026年9月撮影)
    高市早苗首相(2026年9月撮影)
  • 国民民主党代表代行の古川元久衆院議員(同氏の公式サイトより)
  • 高市早苗首相(2026年9月撮影)

「衆院は高速道路だが参院は一般道、無理は出来ない」

――特別国会では会期末で野党が審議拒否に出て混乱、1週間の延長にずれ込みました。

「高市政権は衆議院では信号のない制限時速120キロの高速道路を走るスポーツカーのようなものなので、制限速度内ならば止めることはしません。わが党はこれまで通り『対決より解決』で行きます。しかしスピード違反をする場合には停めます。それに衆院は高速道路でも少数与党の参院は信号のある一般道。だから無理はできません」

――しかし、高市さんは参院のベテラン幹事長を切りました。

「それが吉と出るか、凶と出るか」

――野党第一党として、消費税減税法案などをしっかり監視しなければならない。

「第一党といっても衆参合わせてわずか53議席。この数でできることは限られているが、国民目線で政策論争を仕掛けます。消費税減税法案にしても、さまざまな懸念が解消できるのかという視点から厳しくチェックします」

自民党は行き詰まっている

――衆院の定数削減法案は、自民党内にも反対意見が根強いのに、なお継続ですね。

「忘れている人もいるかも知れませんが、昨年秋の連立合意の時に維新は、それまで掲げていた『企業団体献金の全面禁止』を取り下げて、定数削減を『政治改革のセンターピン』と言って出してきた。カモフラージュに過ぎないんですね。何年も議論しながら結論を先送りしてきた企業団体献金の問題にいい加減に結論を出すべきです。それを誤魔化すための定数削減という維新の主張に、踊らされてはなりません」

――最近の雑誌インタビューで、「自民党では従来の中道保守層が減っている。自民党に代わる健全な保守政党が必要だ」と言っていましたが。

「かつてなら党を割るぐらいの動きが出てきてもいい状況だと思うが、今の自民党にはそうした動きが見られない。それだけ自民党は行き詰まっているということではないか」
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