ヴォレアス北海道でプレーする男子バレーボール選手の荒尾怜音選手が2026年9月30日、Xで「人生の大きな一歩となるご報告」を行った。
「LGBTQ+から敢えて選ぶとするなら、『Q(クエスチョニング)』に近い」
「ご報告」と題した投稿で、一枚の写真と文書を公開した。投稿には、白いインナーに赤とベージュのチェックシャツを羽織り、ブルーのデニムを履いた荒尾さんが、堤防に腰掛け、大きく口を開けて笑った写真が添えられている。
「私にとって人生の大きな一歩となるご報告をさせてください」と切り出した荒尾選手は、「私は幼少期から、男女関係なくいろんな友達と過ごしてきました。時には、女の子しかいない集団の中に入って一緒に遊ぶこともありました」と自身の幼少期を振り返った。
性別にこだわらない過ごし方を通し、「『可愛い』も『かっこいい』も『美しい』も、自分にとって大切な感情になっていきました。そして、それらは『自分もこうなりたい』という憧れだけではなく、いつしか『好き』という気持ちにも繋がっていきました」という。
「自分の性自認や、好きになる人の性別についても、あまり枠を決めずに、『自分は自分』そう思って過ごしてきました」とし、自身について「そんな自分のセクシュアリティは、LGBTQ+から敢えて選ぶとするなら、『Q(クエスチョニング)』に近いと思っています」と明かした。
「クエスチョニング」は、自分の性に関する考えや、どんな性を好きになるかが定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティを指す。
「自分の言葉や行動が、誰かにとって少しでも何かのきっかけになれば」
荒尾選手は、「『男だから』『女だから』という言葉に違和感を持ったり、洋服もレディースのものを選ぶことが多い。女性といる方が楽に感じる一方で、男性と過ごす時間にも楽しさを感じます」とし、「自分の中にあるいくつもの感情に戸惑い、悩んだこともありました。『カミングアウト』という言葉自体が、私にとっては重たく、分厚い壁のように感じていました」と率直な胸の内をつづった。
セクシュアリティの公表に至った理由については、サントリーサンバーズ大阪に所属する髙橋塁選手による声明の影響があったとも明かした荒尾選手。
髙橋選手は29日、自身のインスタグラムを通じて「ゲイであり、セクシュアルマイノリティの一人である」と公表していた。
髙橋選手は声明で、「理由や背景は違っても、自分自身を受け入れられずに悩んでいる方にとって、僕が自分自身と向き合い、自分の言葉で伝えることが、少しでも何かのきっかけになれば嬉しく思います」としていた。
荒尾選手は、「同じ競技の最前線で活躍する高橋さんの勇気に背中を押してもらい、自分もこうして自分の言葉で伝えることを決めました」という。
チーム関係者や家族、友達への感謝をつづった上で、「私自身も、誰かの勇気に背中を押してもらった一人です。だから次は、自分の言葉や行動が、誰かにとって少しでも何かのきっかけになればと思っています」とした。
【ご報告】
— 荒尾怜音 (@reon0501922) September 29, 2026
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