高市首相の台湾有事発言をめぐって対立状態にある日中関係の改善に向けて、岩屋毅前外相が北京で王毅外相、何立峰副首相と相次いで会談した。2026年9月30日放送の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)は会談の内容を伝えるとともに今後の日中関係の行方を探った。王外相らは高市首相の台湾有事の日本存立危機発言の訂正求める番組は、高市首相の国会答弁による関係悪化以降、王氏と日本の政治家の会談を公式発表するのは初めてだと報じる。中国の要人と会えるのは、岩屋氏が日本国際貿易促進協会(国貿促)の会長という肩書を持っているのが大きな理由の一つになっている。日中国交正常化前の1954年から両国の経済交流を進めてきた組織で、中国側も重視しているからだ。ただ、正常化への道のりは平坦ではない。何副首相が「日本政府の一部要人が軍国主義を正当化しようとし、台湾問題で中国が譲れぬ一線に挑んでいる」と批判したり、王外相が「日本の指導者の台湾に関する誤った言動を速やかに是正する必要がある」などと述べたりして日中関係の正常化には高市総理の発言の訂正を強く求めていると、番組が伝える。「あと1カ月半は高市氏の出方を最終確認したい時期になる」今回の会談についてテレビ朝日元中国総局長で官邸キャップの千々岩森生さんは「実際は日中関係が好転するような実質的な意味はない。中国側の狙いは11月に自国で開催するAPEC(アジア太平洋経済協力)会議だ。現状では習近平国家主席は参加する各国首脳の中で高市首相とだけは会談しない可能性が高いが、あと1カ月半は高市氏の出方を最終確認したい時期になる」と話す。習近平氏がAPEC出席の首脳との会談を相次いでこなすなかで、あからさまな「日本外し」をする可能性は十分ある。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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