東京大学が2026年9月28日に発表した次期学長の選出を巡り、学内外から疑問の声が上がっている。教職員による「意向投票」で過半数を獲得した染谷隆夫副学長ではなく、得票数がその半数程度だった大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授が選ばれたためだ。東大大学院の准教授も務めるメディアアーティストの落合陽一氏は29日、「私たちはなんのためにあの時間を空けて投票していたのか...」などとXに記している。東大教授も「染谷さんの過半数獲得は意味なし?」学内外の委員16人で構成される「総長選考・監察会議」は、藤垣氏を次期学長に選出した理由について、面接や所信表明、意向投票の結果を含め、「総合的に考慮し、慎重かつ丁寧な協議」を行った結果だと説明している。9月28日の「意向投票」の1回目では、染谷氏が818票、藤垣氏が400票を獲得した。その後2回目の投票では、染谷氏が1107票、藤垣氏が553票を獲得していた。SNSでは、意向投票で2位の藤垣氏が次期学長に選出されたことに対し、「得票数をガン無視」「辞退すべき」「投票結果を無視するなら投票制をやめればいいのに」などの意見が上がっている。大学院新領域創成科学研究科の准教授も務めている落合氏は29日、「投票してすぐ結果が出るので『なるほど過半数で大差だなぁ』と思ってたら2位の先生がご選出されて横転」とXに投稿。続けて、「私たちはなんのためにあの時間を空けて投票していたのか...」と記しつつ、「まぁいずれにせよ、おめでとうございます!」と締めくくった。大学院農学生命科学研究科の山内啓太郎教授も28日、次期学長に藤垣氏が選出されたと報告した東大のX投稿を引用リポストし、「じゃあ、今日、業務停止して朝から2回も投票したのは何だったの?染谷さんの過半数獲得は意味なし?全く理解できない。何のための投票?」などと疑問を呈した。このほか、東大法学部卒で元衆院議員の山尾志桜里氏は29日、「『総合的に勘案』という曖昧説明では女性優遇にしか見えず、これでは東大初の女性総長が『女子枠総長』になってしまいます」などとXで記し、「もし性別が理由でないのなら、東大はより具体的に選出理由を語るべきではないでしょうか」と説明を求めた。東大法学部卒の自民党・門寛子衆院議員も28日にXで、「染谷教授がトップ得票じゃなかったの??なんでですかね??」「さすがにダブルスコアなのは、、、大学の自治とは、、、」などと記している。
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