横浜市金沢区の「富岡八幡宮」の公式Xアカウントが2026年10月6日、不審者情報を公開した。
「すぐに職員が現場へ向かいましたが、既に去った後」
富岡八幡宮は鎌倉幕府の鬼門除けとして祀られた神社で、公式サイトによると「建久2年、源頼朝公が摂津の難波の西宮より蛭子尊・えびす様を勧請しこの村の守り神としたのが始めで、現在まで八幡様と一緒にお祀りされています」という。
6日の投稿では「注意 不審者情報」として、神社に設置された「狛犬」をめぐる被害について明かした。
「10/5午前中、当宮の表鳥居前の狛犬をハンマーで叩いている不審者が居ると参拝の方より通報いただきました」といい、「すぐに職員が現場へ向かいましたが、既に去った後で、狛犬は欠けたり傷付いていて痛々しい状態」になっていたという。
投稿には、被害に遭った狛犬の写真が添えられている。苔むした狛犬の表面には無数の傷が入り、顔や肩などに複数のカケが生じている。欠けた部分からは白い石の肌が見えていた。
神社は21年6月にも「富岡八幡宮では表鳥居の前、参道途中にその姿をみることができます」として、Xやインスタグラムで狛犬の写真を公開している。被害後と当時の写真とを比べると、ふんわりとした彫刻が施された眉や、丸い鼻先、口元などが欠けて無くなっているように見える。
「他所の神社仏閣でも、こういったことは絶対にやめていただきたい」
神社は「不審者を見かけましたら、近付かず神社、もしくは警察へご連絡ください」と呼びかけた。
続く投稿では、「当件につきましては警察に相談、対応を協議中です」と明かし、「どういった信条、信念に基づいての行動かは存じませんが、当宮に限らず他所の神社仏閣でも、こういったことは絶対にやめていただきたいです」としている。
投稿には約800件の返信や4.4万件を超える「いいね」が寄せられるなど、大きな反響が集まった。
神社は「多くの反響をいただき驚いております。たくさんの心配の声ありがとうございます」とした上で、改めてこの問題についてコメントした。
「狛犬の件は許容できることではありませんが、ご参拝の方に被害がなかったことが不幸中の幸いでした」とした上で、「尚、御社殿、社務所周辺をはじめ境内各所には防犯カメラを設置しております」としている。
SNSでは、「かわいい狛犬さんに、なんて酷い仕打ちをするんだろう」「どんな理由があっても許されることではない」など、怒りの声が相次いでいる。
なお、神奈川県では、9月末頃に各地の神社で窃盗未遂事件が発生している。
平塚市の「土屋銭洗い弁財天 妙圓寺」は23日夜、「9月22日午前4時頃の映像です」として、不審な車と不審な人物を捉えた動画を公開。秦野市の「曾屋神社」も同日、「未明の3時、授与所に賊が侵入」と被害を報告していた。
〈注意 不審者情報〉 10/5午前中、当宮の表鳥居前の狛犬をハンマーで叩いている不審者が居ると参拝の方より通報いただきました。すぐに職員が現場へ向かいましたが、既に去った後で、狛犬は欠けたり傷付いていて痛々しい状態。不審者を見かけましたら、近付かず神社、もしくは警察へご連絡ください。 https://t.co/6HPsFHW5Wr
— 富岡八幡宮(横浜) (@tomioka80000) October 6, 2026