「官僚とやり合える」と高市首相が評価した簗農水相...地元自治体予算削減で「やり合ったのか」と玉川徹さん

   簗和生農水相が選挙で自民党を支援しなかった選挙区の道路予算を大幅にカットしたと発言した問題について2026年10月8日放送の「モーニングショー」(テレビ朝日系)が政治家と予算配分の関係をとりあげた。自治体の予算配分で政治家の口利きがあったのか。

  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)
    高市早苗首相(2026年2月撮影)
  • 栃木県那須烏山市の興野大橋付近
    栃木県那須烏山市の興野大橋付近
  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)
  • 栃木県那須烏山市の興野大橋付近

首相周辺「問題が長引けば取返しがつかなくなる」

   番組は、簗農水相の発言をめぐるいきさつを振り返るとともに高市首相との関係についても触れる。2月の衆院選の応援演説で高市首相は「私が政調会長をやっていた時に農林部会長になってもらった。簗ちゃんにはずっとずっと私がわからないこと、とくに農政についてわからないこといつもいつもアドバイスをもらっていた」と話すVTRを流す。首相周辺からは「問題が長引けば取返しがつかなくなる」という声が出ていると番組は伝えた。

   この問題に終止符を打つすべはあるのか。弁護士の結城東輝さんは「収束するおもしろい方法があって、全国の選挙区で与党がとれていないところが翌年の予算がどうなっているか、全国的に開示すればいいのではないか。(議員の当落と予算配分は)全然関係ありませんということをデータで示せばいいと思う。那須烏山市や那珂川町だけでなく全国でどうなったかを開示すればいい」と話す。

官僚には「減らすには減らすなりのちゃんとした理由がある」

   玉川徹さんは「仮に開示したとしても(与党議員の当落と予算配分の関係が)ここは偶然と言われたら、そうなのかとしか言いようがない。ただ、減らすには減らすなりのちゃんとした理由がなければ減らせない。官僚はそういうもので、なんとなく63%減らすということはできないので、それなりの理由がある。ここは野党がちゃんと国会で追及してもらいたい。(予算削減に)合理的な理由があり、その理由に納得できるのであればこの問題はそれで終わる。VTRを見ても高市総理は(応援演説で簗氏を)『官僚と完全にやりあえる』と言っているわけで、そうすると『あ、完全に官僚とやりあっちゃったんだな、私の大事な簗ちゃんは』と国民は思う。そうならないためにも、きっちり合理性を明らかにしてほしい」と注文をつけた。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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