中国外務省の郭嘉崑副報道局長が記者会見で高市早苗首相を呼び捨てにした問題を2026年10月8日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)がとりあげ、高市首相の「台湾有事」発言以来、日中間が冷え込んでいるものの、一国の指導者を呼び捨てにする中国側の態度にコメンテーター陣もあきれていた。香港メディア「呼び捨ては意図的だった」9月30日の副報道局長会見で、小泉進次郎防衛相が核兵器や原子力潜水艦の保有に関する議論を排除すべきではないとの考えを示したことについて質問された際に、高市首相を「高市早苗」と呼び捨てにして答えたと共同通信が報道している。その前の8月17日の会見でも別の副報道局長がやはり呼び捨てにしており、高市政権への批判を強める際には呼び捨てにしている可能性があると分析、「呼び捨ては意図的だった」という香港メディアの報道もあわせて紹介した。外務省の北村俊博外務報道官が7日、「立場の違いはあっても一国の指導者に対してしかるべき敬意を払うことは国際儀礼上当然のことだと思う。こうした立場は中国に対してもしかるべき申し入れを行っている」と話し、中国側に申し入れを行ったことを伝えた。「同じ土俵に乗ってけんかをしても始まらない」ジャーナリストの柳澤秀夫さんは「かなり意図的に呼び捨てにしているのだと思う。一つの方針に沿ってこうした会見をしていることを考えると、中国政府としては呼び捨てにするということでしばらくいきますよと、中国政府内で意思統一が図られていると思う。ただ、どう考えても仮に敵対国、あるいは関係がよくない国でも儀礼的な対応というものは基本的に必要で、日本の外務省の報道官が言う通り儀礼に即した格好で向き合う、言葉を使うことは基本中の基本。同じ土俵に乗ってけんかをしても始まらないので、むしろ冷静にしかるべき場でしっかりと伝えていくしか方法はない」と話す。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
記事に戻る