「クソみたいな質問」「てめえふざけるな」...「予算カット」問題の簗和生農水相、過去の言動が続々表面化

ライバルの選挙カーから「共に頑張りましょう」→「てめえふざけるな」

   10月10日放送の日本テレビの報道番組「追跡取材 news LOG」では、問題の「予算カット」発言の別の部分を報じた。簗氏は衆院選で対立候補だった渡邊氏の選挙カーから「共に頑張りましょう」と声をかけられた逸話に言及。「『てめえふざけるな』じゃないですか」と語り、会場の笑いを誘っていたことが新たに判明した。番組で元事務所関係者は「一生懸命みんなで応援した。だけど1人1人 だんだん離れていって」と証言し、地元での人望の乏しさが暴露され始めている。

   自民党と連立を組む日本維新の会の吉村洋文代表は10月9日、簗氏の言動について「権力に直接関係するような言動でもある。明らかに不適切だ」と記者団に述べた。石破茂前首相も10月11日、鳥取市内で報道陣に対し「国会議員である前に、政治に携わる者としてかなり疑わしいと言わざるを得ない」と断じた。

   地方自治体に対する高圧的な言動で批判を浴びた閣僚として、旧民主党政権の松本龍復興相を思い出す声がある。東日本大震災が起きた11年、岩手県や宮城県の知事に「知恵を出さないやつは助けない」「ちゃんとやれ」などと命令口調で話し、取材していた報道陣には「今の言葉はオフレコ。書いたら、その社は終わりだから」と圧力をかけた。

   この松本氏は批判を受けて就任9日で辞任。自民党政権でも、22年11月に「死刑のはんこ押す時だけニュースになる地味な役職」と発言した葉梨康弘法相、25年5月に米価が高騰する中で 「コメ買ったことない」「売るほどある」と発言した江藤拓農水相など、失言による閣僚辞任劇は繰り返されてきた。

   26年2月の衆院選では「とにかく私の大事なやなちゃん。私の知恵袋のやなちゃん。いなかったら大変、本当に大変です」と応援していた高市首相。10月8日には衆院本会議の代表質問では「『とにかく働いて仕事で返せ』と言っております」と述べ、更迭しない考えを明言した。

   タレントのデーブ・スペクター氏は自身のX(旧Twitter)に「流行語大賞が決定→私の大事なやなちゃん」と投稿し、ギャグのネタにした。これには「意地悪やなぁ」「2年連続、高市早苗か」「どこで流行してるの、やなやつ」などと大喜利のような反応が見られる。「予算カット」発言後にも次々と出てくる簗氏の悪評を、高市首相がどこまで庇い続けることができるのか。まだまだ問題は尾を引きそうだ。

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