「経世済民」を唱えて消費減税に向かう高市首相...「経世会」を率いて消費税導入した竹下元首相に失礼の声

竹下氏は「自分で汗をかく」ことを選んだ

   「2年限定の食料品消費減税」が最大の焦点となる臨時国会では、減税が物価引下げにどれだけ効果があるか、法案の本格審議が始まる前に自民党内からも疑問が相次ぐ。法案が成立したとしても「2年後に1→8%への再引き上げ」ができるのか? 高市首相は、「私が責任を持ち、確実に税率を戻す」と明言するが、政権基盤の弱い高市政権が2年後まで続く、との見方は少数派だ。

   首相を辞めた後の竹下氏を世田谷の私邸に訪ね、何度も話を聞いた。「ハイライト」の煙をくゆらせながら、「汗は自分でかきましょう、手柄はひとにあげましょう。だわな」と言うのが竹下氏の口ぐせだった。幹事長、官房長官の時も、国会の根回しを自分でやっていた。2年後の「増税」の局面で、高市首相は「自分で汗をかく」ことができるのか。

(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)

1 2
姉妹サイト