土下座は「自主的に行ったもの」、パフォーマンス再開には影響せず
なぜ、モッシュに関与したとみられる観客らが土下座する事態になったのか。J-CASTニュースは、詳しい経緯を群馬県県庁舎リノベーション推進室に聞いた。
取材に応じた担当者によると、会場はステージの前方が有料、後方が無料のエリアになっており、モッシュ等の禁止行為が確認できたのは、後方の無料エリアだったという。
当日は、ほかのグループのパフォーマンス中にも禁止行為は見受けられたが、そのたびに巡回していた運営スタッフが声がけをして対応していたという。そのほか、注意喚起のアナウンスも複数回したとした。
該当のパフォーマンス中は、「いわゆるモッシュ行為がエスカレートしコントロールできないような状態で、(モッシュに)参加していないお客様まで巻き込みかねない状況でした。事故発生のリスクが非常に高まった瞬間があったため、現場の状況を総合的に判断し、お客様の安全を最優先するために中断をした」と説明。
「(中断が)演奏中だったのは本当に不本意で、そのまま公演を最後まで行いたかったというのが本音です」と明かす。そのため、改めて禁止事項遵守への協力を求め、再度危険行為が確認された場合には再び演奏中断せざるを得ないことをアナウンスし、パフォーマンスを再開したと説明した。
モッシュに関与したとみられる観客らの土下座については、彼らが「自主的に行ったもので、運営としては真意がわからない」とし、「こちらの方から『謝れ』などと仕向けたことは一切ない」と説明した。謝罪の意図があった可能性については理解を示しつつ、土下座は「運営再開には全く影響していない」とした。
担当者は、Xでパフォーマンス再開後も禁止行為があったのではないかとする指摘が書き込まれたとし、再び中断しなかったことに関して「お客様の安全を考える中で、他のお客様を巻き込むような重大な事故につながる状況まではギリギリ達していないのではないかと判断しました」とした。
担当者は、「まず、公演を一度中断せざるを得なくなったことに関して、本当に心苦しく思っております。ヤジが飛んだことで、嫌な思いや怖い思いをした方がいらっしゃれば、それに対しても申し訳なく思っております」と謝罪。続けて、
「今後このイベントがどうなるかは未定ですが、今回のことを教訓として、多くの方に楽しんでいただけるイベント運営にしっかり活かしていきたいと思います」
と話した。