プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年10月19日にユーチューブを更新し、今季限りで阪神を退団すると報じられた藤本敦士1軍総合コーチ(49)について、「監督との葛藤があったと思う」との見解を示した。
CS敗退の責任は「藤本が取ったという形」
阪神は今季、就任2年目の藤川球児監督(46)のもと、セ・リーグを制し、リーグ2連覇を達成した。
日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、リーグ3位のDeNAにまさかの4連敗を喫した。
初戦を0-2で落とすと、第2戦はわずか2安打で0-1の完封負け。第3戦も打線が沈黙して0-4で敗れ、3試合連続完封負けを喫した。
負ければCS敗退となる第4戦は、7回まで5-3でリードするも、終盤にリリーフ陣が崩れ5-8の逆転負けを喫した。本拠地・甲子園球場で1勝もできずにCS敗退となった。
日本シリーズ進出を逃した2日後の19日に、スポーツ紙で藤本コーチ退団が報じられた。
DeNA時代にヘッドコーチを務めた高木氏は、自身の経験を踏まえて藤本コーチの退団報道に言及した。
「阪神というチームの重圧や、(CSで)負けた責任を誰が取るのかということを考えたら、総合コーチの藤本が取ったという形かな。だけどもよくやったと思う。藤本は、岡田(彰布)監督の時からずっとコーチをやっていて、藤川監督になった時に総合コーチになった。試合を見ていると、藤川監督のそばに藤本コーチがいた。作戦面などのアドバイスとかをしていたと思う」
そして、CSで3試合連続完封負けを喫した精神的ショックが大きいと指摘し、藤川監督との関係性について、次のように持論を展開した。
「『普通はこう考えるよね』というところが、まったくそうではない」
「責めるわけではないが、『普通はこう考えるよね』というところが、まったくそうではない。そこらへんの監督との葛藤は、側近として絶対あったと思う。俺もヘッドコーチ時代にそういう葛藤があった。そういうところで、連覇したにもかかわらず、責任を取った。1回ユニホームを置いておいて、自分の生活を取り戻したいのではという気がする」
藤本コーチは、00年ドラフト会議で阪神から7位指名され入団した。03年には規定打席に到達し、04年にはアテネ五輪に日本代表として出場した。
阪神で9年間プレーし、10年にヤクルトに移籍。13年に現役引退し、15年から阪神のコーチとして選手を指導してきた。25年シーズンに1軍総合コーチとなり、藤川監督を支えてきた。