各球団が来季の戦力構想から外れた選手を発表している中、最も大きな反響を呼んだのが広島の小園海斗だった。2026年7月に写真週刊誌「SmartFLASH」が、ゾンビたばこと呼ばれる指定薬物を所持していたとして逮捕された、売人とされる会社役員の男性と小園、矢野雅哉、田村俊介が写った写真を掲載。会社役員とツーショットの写真が掲載された矢野は無期限で3軍降格となり、今オフに退団が決まった。一方で、小園は1軍の試合に出続けていた。「NPBで他球団からのオファーを待つのが現実的」8月中旬に登録抹消された際も守備で精彩を欠いていたことが原因だったため、広島が「信頼できない」と戦力外を通告したのは驚きだった。小園がチームを代表するスター選手だったことは間違いない。昨年は打率.309で首位打者、最高出塁率(.365)のタイトルを獲得。今年のシーズン前は侍ジャパンのメンバーにチームから唯一選出されてWBCに出場した。球界を代表するスター選手への階段を駆け上がっていくかに見えたが、今回の電撃退団で去就が不透明になった。かつては、将来的なメジャー挑戦の思いを口にしていたが、米国で取材するスポーツ紙記者は、「長打力があるわけではなく、飛び抜けて足が速くもない。遊撃、三塁の守備も決してうまいとは言えないレベルなので、メジャー契約を勝ち取るのは難しい。NPBで他球団からのオファーを待つのが現実的だと思います」と分析する。プレイヤーとしては魅力的な存在だが26歳とこれから全盛期を迎えるため、プレイヤーとしては魅力的な存在だが、他球団が獲得する際にファン、スポンサーの理解を得られるかが大きな懸案材料となる。アジアや中南米のリーグ、日本の独立リーグで再起を誓う選択肢も考えられる中、小園はどのような決断を下すだろうか。(中町顕吾)