改正皇室典範が2026年10月24日に施行され、旧宮家から男性養子が皇室に入ることができる制度に変わった。改正をリードしてきた法学者は「養子は4人くらいは欲しい」と「Nスタ」(TBS系、10月23日放送)で語り、熱い議論となった。
「女性天皇・女系天皇にしたくないと思われても仕方ない」
男系男子による皇位継承を主張している日本大学名誉教授の百地章氏は、「男系による皇統の安定的継承の第一歩がスタートできることになりました。これから養子にたくさん入っていただくことが大前提。最低でも4人くらいは養子になっていただくと(安心できる)」と語る。
ただ、今回の改定では女性天皇については引き続き認められておらず、名古屋大学の河西秀哉教授は「女性天皇・女系天皇にしたくない第一歩ではと思われても仕方ない」と批判する。
堤伸輔氏「かなり無理があると思います」
今回の改正では、将来の女性・女系天皇の可能性についてはほとんど議論されなかった。
養子は「15歳以上」「妻子なし」が条件で、そもそもこれに合致する旧宮家の男性は10人前後しかいない。そのうち半分近い4人を養子にというのは、どこまで本人たちの意思を尊重した話なのだろうか。
「Nスタ」コメンテーターの堤伸輔さん(「フォーサイト」元編集長)は、「(この養子制度は)かなり無理があると思います。これでは(皇室典範の)改正とは言いづらい」と疑問視した。
改正には付帯決議や付則(30年ごとの見直し規定など)があり、早くも再議論すべきだという意見が強まっている。
(シニアエディター 関口一喜)