「『命の砂時計』を何に捧げているのかというのが人生であり...」
続けて熊谷氏はAIの発展とそれに伴うサイバー犯罪の脅威について説明。近年のAIの目覚ましい成長スピードに企業や社会は合わせなければならないと指摘し、一方で「一番最初にそのスピードに合わせたのは犯罪者です。犯罪者たちがこの便利なツールを使い、皆様の生活を、企業を、社会をおびやかしているんです」と危機感を訴えた。そのうえで、金銭要求には応じない姿勢を改めて示した。
熊谷氏のこの説明は約30分に及んだ。記者からこの説明に多くの時間を割いた理由を問われると、熊谷氏は、「『命の砂時計』を何に捧げているのかというのが人生であり、私はインターネットとこのグループに捧げています」とし、「私の命の砂時計はどこに向かっているのかということをご理解いただくため」と話した。さらに、AIの発展により安全なインターネット利用への危機感を理解してほしかったとした。
「お名前.com デスクトップクラウド」をめぐっては、10月22日、サーバー内に保存されていた証券口座等のログイン情報が第三者により不正取得・利用された可能性を発表した。27日には、GMOが攻撃者の金銭要求に従わなかったとして、利用者のものとみられる情報が公開された。翌28日には、攻撃者とみられるサイトのドメインが停止された。
GMOは被害を受けた利用者への補償や見舞金を発表しているほか、総額100万米ドルの懸賞金をかけて犯人に関する情報を募っている。