2026年10月28日、モスクワでロシア・アフリカ首脳会議が開かれ、アフリカから48カ国の首脳らが参加した。10月30日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)はこの首脳会議を開いたロシアの思惑に焦点を当てた。アフリカ諸国に兵器を輸出、軍事顧問を送っている2023年に開かれて以来の開催だ。プーチン大統領は「我々は多極化の世界が現実となることを目の当たりにしている」と演説する。プーチン大統領は人口約16億人のアフリカ大陸と経済投資・AI開発で連携強化を目指しているという。元テレビ朝日モスクワ支局長の武隈喜一さんは「ロシアは2013年以降、法をくぐり抜けてでもアフリカ諸国に兵器を輸出したり軍事顧問を送ったりしていた」と解説する。プリコジン氏が作っていた『ワグネル』という会社がアフリカ諸国の軍事顧問団の役割を果たしていた。プリコジン氏はかつてプーチン大統領と近い存在だったが、2023年に自家用ジェット機の墜落によって死亡した。ウクライナ戦争に傭兵を送り込んでいたあの人物である。アフリカ諸国はロシアに背を向けていない武隈さんは「今はワグネルの役割をロシア政府が引き継いで、ロシアの国防省が『アフリカ軍団』というのを作って積極的にアフリカ諸国への軍事援助を行っている」という。今回の首脳会談について武隈さんは「ロシアはウクライナ戦争で孤立しているように見えるが、実際にはアフリカ諸国はロシアに背を向けているわけではない。会議はロシアが国際社会で孤立していないということを欧米に見せつける役割もある」と話す。(ジャーナリスト佐藤太郎)