「選手である前に、一人の人間として、家族ごと守ってもらった」
井上前監督はブライトさんに「もう一日だけやってみて、また教えてくれ。今日は試合に出さないから、楽しめ」と声をかけたという。
ブライトさんは井上前監督の対応について、「引き止めるでも、突き放すでもない。野球を嫌いにならないように、最後にもう一日だけ野球を楽しむ時間をくれたのだと、今は思います。結果的に、その日が僕の野球人生最後の日になりました。でもあの日は、一生忘れられない一日になりました」とつづった。
その翌日、ブライトさんが「限界です」と伝えたところ、休養が決定。また、井上前監督はブライトさんの妻に電話をかけ「ブライトを帰すから、よろしく頼みます」と伝えたという。
ブライトさんは「選手である前に、一人の人間として、家族ごと守ってもらった。あの瞬間のことを、僕は一生忘れません」とした。
さらに、「休養中も、球団は変わらず給料を支払い続けてくれました。病院を紹介し、定期的に僕の状態を確認し、本当にたくさんのサポートをしてくださいました」と明かし、「成績を残せなかった選手に、ここまでしてくれる球団がどれだけあるでしょうか。僕は本当に恵まれています」とした。
「一樹さん正津スカウト、そして中日ドラゴンズの関係者のみなさんの支えがなければ、今の僕はここにいなかったと思います」と感謝をつづった。