アメリカの中間選挙は民主党が圧勝して、トランプ大統領は敗北を認めているが、「これでアメリカがとんでもない国から変わるわけではない」と断言するのは、東京大学大学院の斎藤幸平・准教授だ。2026年11月5日放送の「news23」(TBS系)で、「私は非常に怒っているわけですよ」とこう語った。日本全体が振り回されている「そもそもトランプさんを選んだのはアメリカ国民ですし、アメリカ人がいろいろ抱えている問題(格差やインフレ)の結果がトランプさんなのであって、そういう意味でいうと、今回、民主主義が勝利してアメリカがグレートになるっていうのは幻想です。格差であるとか、戦争であるとか、AIでめちゃくちゃ(であるとか)は、全然変わらないわけですよね」そして、「それをごまかすために」、今度はトランプ大統領がレガシー作りで、北朝鮮の核保有を認めたり、中国やロシアと接近するのではないかと指摘され、それに「日本全体が振り回されたり」していると怒っているのだ。「アメリカファースト」は変わらない小川彩佳キャスターは「(トランプ大統領の残り任期の)今後2年の日本への影響なんですが、87兆円にのぼる対米投資の着実な履行や防衛費の増額など、要求が強まる可能性があるということなんですがねえ」と、斎藤さんに聞く。米国の基本的な対日戦略は、円安を利用して、ドローンとかロボットとか中国で作ってきたものを日本に移して、AIを提供して工場化していくということなので、「日本の経済自体は、別にトランプさんであろうが、民主党の誰になろうが変わらず」、要求は強まるだろうと見る。たしかに、民主党だって「アメリカファースト」なのだ。(シニアエディター 関口一喜)
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