2024年 4月 26日 (金)

夫婦げんかは「爆発」も「我慢」も不健康 「怒り方」誤ると高血圧、腰痛、肩こりに

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   どんな夫婦にも、けんかはつき物だ。ちょっと注意するつもりだったのに、いつの間にか悪口の応酬に発展してしまうことも珍しくない。反対に、衝突するくらいなら相手が気の済むまで怒らせて、自分は我慢し続ける人もいるだろう。いずれも、体にはよくないようだ。

    夫婦げんかで感情を露わにしすぎたり、逆に抑圧しすぎたりする人は、健康へのリスクが高まるという研究結果が、米ノースウェスタン大学と米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームによって2016年5月24日、発表された。

  • おしどり夫婦でも適度なけんかがあった方がよさそうだ
    おしどり夫婦でも適度なけんかがあった方がよさそうだ
  • おしどり夫婦でも適度なけんかがあった方がよさそうだ

怒りを適度に抑え、適度にぶつける

   研究チームは1989年から20年以上、40~70代(調査開始時点)の夫婦156組の口げんかを観察し、どういった健康への影響が出るかを分析した。その結果、感情を爆発させやすい人は、胸の痛みや高血圧といった心血管系の疾患にかかりやすく、逆に我慢ばかりしてしまう人は、背中の痛みや腰痛、肩こりのような筋骨格系の異常をきたしやすくなることが分かった。

   研究班のリーダーを務めたクラウディア・ハース准教授は「健康を気にするのなら、夫婦げんかの時に自分がどれだけ怒っているかを気にしてほしい」と呼びかけている。適度に抑え、適度にぶつけるようにすべきだという。

   そうは言っても、いざ夫婦げんかになったら気持ちのコントロールがきかず、必要以上に感情を表に出してしまうかもしれない。反対にグッとこらえる人は、「適度に怒れ」と言われても困るだろう。一体どうすればよいだろうか。

   「恋人・夫婦仲相談所」所長で、夫婦関係の著作が複数ある二松まゆみ氏は、生活情報サイト「オールアバウト」に寄せたコラムの中で、「いい夫婦げんか」について語っている。大事なのは「言葉遣い」「態度」「気持ち」の3つで、ルールがあるという。

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