2024年 4月 27日 (土)

「年のせいで耳が遠くなった...」 悲しまないで、聴力は鍛えられます

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【健康カプセル!ゲンキの時間】(TBS系)2016年7月24日放送
「『聴覚筋トレ』で難聴知らず」

   妻に「おはし取ってきて」と言われたので、キッチンから箸を持ってきて渡すと、「違うわよ!おはしじゃなくて、おかし!」―こんな聞き間違いの経験、ないだろうか。

   実はこの聞き間違い、難聴が始まっているサインだ。歳を取ったら耳が遠くなるのは仕方ない...とあきらめるのは早い。聴力は「筋トレ」で鍛えられる。

  • 円滑なコミュニケーションのために難聴予防を(写真はイメージ)
    円滑なコミュニケーションのために難聴予防を(写真はイメージ)
  • 円滑なコミュニケーションのために難聴予防を(写真はイメージ)

難聴放置すると認知症リスク高まる

   音は耳に入ると鼓膜で増幅され、蝸牛(かぎゅう)という器官で電気信号に変換されて脳に伝わる。蝸牛の中には毛のような細胞、有毛細胞(ゆうもうさいぼう)があり、伸縮して音を電気信号に変えている。

   年齢を重ねると、外側に近い部分から有毛細胞が壊れていき、高い音が聞こえづらくなってしまう。これが歳を取ると耳が遠くなる、「老人性難聴」のメカニズムだ。

   老人性難聴はコミュニケーションのトラブルにつながり、高齢者の孤立や引きこもりにつながる。さらに米国では、軽度の難聴の人は標準的な聴覚の人に比べ2倍、中度の難聴は3倍、重度の難聴は5倍、認知症のリスクが高まるという研究結果もあり、放置すると危険だ。

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