2024年 4月 18日 (木)

電車で「ケータイ着メロ」切らないと、こんな悲劇が・・・

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「50代の男2人…車内の携帯使用で殴り合い、逮捕」
「携帯電話トラブルで電車止める JR車内で男女殴り合い」

   この2つはいずれも新聞に掲載された三面記事の見出しです。

   先の記事は、昨年12月に神奈川で起きた事件です。東海道線の優先席でメールをしていた55歳の男を、50歳の男が注意したことで殴り合いにまで発展してしまいました。

   では、後の見出しの記事は? 実はこれ、2003年4月、山梨で起きた事件です。

   携帯電話で話していた30代の女性を57歳の男が小突いたことから、やはり殴り合いに……。

優先席の近くでオヤジに抗議された

   東京の場合、時間帯にもよりますが、平均すると電車に乗っている人の半分から6割ぐらいが車内でケータイをいじっている印象です。

   最近では、車内で平気な顔で通話している人も見かけるようになりました。海外では、車内での通話は当たり前だそうですが、まだ日本では違和感があります。

   都内の会社員Aさんは、そんな車内で実際に不愉快な思いをしたことがあると言います。

「優先席に近いドア付近で立っていて、彼と短いメールのやり取りをしていたら、横にいた初老の男性がキツい口調で注意してきたんです」

   男性は、ここも優先席付近なのだからメールなんて言語道断、すぐに電源を切れ、とネチネチAさんに迫ってきました。

「正直、面倒なオヤジに絡まれたくないんで、電源は切らず、ケータイを畳んでバッグに仕舞いました」

   すると、男性は「電源、切ってないじゃないか、オレはわかるんだ」と、さらに強い調子でAさんをなじります。

井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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