【新連載】仮想通貨決済は便利か? キャッシュレス時代の到来で知っておきたい「手段」の違い(ひろぴー)
2019.05.28 07:00
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電子マネー、ポイントサービス、仮想通貨の違いを知る
とはいえ、キャッシュレスといっても、さまざまな種類やサービスがあり、どれを使えばいいのかわからない人も多いと思います。
そこで、電子マネーとポイントカード、仮想通貨の3つの決済手段を、その用途ごとに比べ、どの場面でどれを使えばいいのか、ご紹介します。
まずは、3つの決済手段の違いを見てみましょう。下表のとおり、仮想通貨と電子マネーは、資金決済法という法律によって定義されていることがわかります。この法律によって、できること、できないことが分かれている。これが基本です。
※なお、この分類の中でも多種多様なサービスがあり、それぞれ法解釈が異なります。あくまで目安としてご覧ください。
「3つの違い」をみると、用途別に使い分けたほうがよい理由がわかると思います。
仮想通貨は、法定通貨ではありません。また、その多くは財団やプロジェクト運営団体などの非営利団体が開発や運営を行っています。
一方、電子マネーとポイントカードは必ずサービス提供者が存在します。そのうえで電子マネーは「前払式支払済手段」として、資金決済法の対象となるものを指します。前払式支払手段とはその名のとおり、支払い前に電子マネーを買って(チャージして)おく必要があるキャッシュレスのことです。
なお、ポイントカードは「付与される」もので、購入により手に入れることができないため、基本的には資金決済法の対象外になります。