職場が「ゆるい」と思う20代会社員39.4％ 理由に「上司からの指導がない」「雑用が多い」「責任ある仕事を任されない」

   最近、よく聞く「ゆるい職場」問題――。20代ビジネスパーソンの受け止め方は？

   学情（東京都千代田区）は2023年9月6日に、20代の仕事観や働く意識を聞いた、「ゆるい職場」に関して行ったアンケート調査の結果を発表した。調査によると、職場が「ゆるい」と感じる20代は39.4％（ゆるいと感じる：14.8％／どちらかと言えばゆるいと感じる：24.6％の合計）に上った。

   職場が「ゆるい」と感じる理由には「上司からの指導がない」（53.8％）、「雑用が多い」（34.2％）、「責任ある仕事を任されない」（32.5％）などの声があがっている。

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  20代の社員が職場で感じる不安とは？（写真はイメージです）

自身の成長に不安が...

（学情の作成）

   はじめに、職場が「ゆるいと感じることがある」と回答した人は「14.8％」に上った。「どちらかと言えばゆるいと感じる」は「24.6％」で、あわせて「39.4％」の約4割は職場が「ゆるい」と感じていることがわかる。

   学情によると、寄せられた声には「ルーティン業務ばかりで、なかなか成長できないと感じる」「数字へのコミットを重視されておらず、成果を上げても上げなくても評価が変わらない」「上司から指導されることがない」との意見が集まったという。

（学情の作成）

   続いて、どのような点で、職場が「ゆるい」と感じるかを質問すると、「上司からの指導がない」（53.8％）、「雑用が多い」（34.2％）、「責任ある仕事を任されない」（32.5％）、「業務時間に占める研修の割合が多い」（6.8％）などが上がった。

   なお、この調査は2023年8月17日から31日までの間、20代専門転職サイトの「Re就活」とWebメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者の20代社会人297人を対象に、インターネットを通じたアンケートで実施した。