三菱ケミカルとデザインスタジオ「POETIC CURIOSITY」は2026年9月2日~9月12日、東京・丸の内の「GOOD DESIGN Marunouchi」で、ミラノデザインウィーク2026 凱旋展「Curious Matters~材料を再発見するデザイン~」を開催している。入場無料。
化学メーカーの技術力×詩的デザインの融合
この凱旋展では、26年4月にイタリア・ミラノで開催された世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2026」での三菱ケミカルとPOETIC CURIOSITYによる出展作品を国内で初公開する。
来場者約5万8000人を集めたミラノの展示会では、出展された1097組の中から、三菱ケミカルとPOETIC CURIOSITYによる出展作品が「Fuorisalone Award(フォーリサローネアワード)」のSustainability & Research部門 審査員特別賞を受賞した。持続可能性と先駆的な研究について、「化学メーカーの技術力と、それを詩的に翻訳するデザインの融合が素晴らしい」と評価されたという。
その作品は、三菱ケミカルが開発した3つの先進素材――バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO」、構造色フィルム、3Dプリント用ポリエチレンの物理的特性(透明度、発色、造形性)を用いた。デザインスタジオ「POETIC CURIOSITY」が「感覚的な現象」へと昇華させたという、3つのインスタレーション作品として披露する。素材が持つ「美しさ」や「意味ある価値」を五感で体験できる空間が広がる。
今回、三菱ケミカルの既存材料や実験的な技術を「Curious Matters(キュリアス・マター=好奇心を呼び起こす物質)」として再解釈。作品を手掛けた研究者およびPOETIC CURIOSITYのデザイナーらの対話や実験を通じて、材料の新たな価値と可能性を探った試みだという。性能にとどまらず、使われ方や文脈から生まれる「意味ある価値」を感じられる作品となっている。