2024年 5月 6日 (月)

1月31日は「愛妻の日」 東京の中心で愛を叫ぶ!

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   東京の皇居のすぐ近くにある日比谷公園で2008年1月31日の夕方、「妻への愛の言葉」を大声で叫ぶイベントが開かれる。日本愛妻家協会が提唱する「愛妻の日」にちなんだ催しで、帰宅途中のサラリーマンに「愛のメッセージを大声で!」と呼びかける。

妻への「愛の言葉」を叫べば、花がもらえる

日比谷花壇特製「愛妻家宣言証」。当日はチューリップもプレゼントされる。
日比谷花壇特製「愛妻家宣言証」。当日はチューリップもプレゼントされる。

   イベントの正式名称は「男の帰宅花作戦~男は花を持って家に帰ろう~」。主催するのは、生花販売大手の日比谷花壇だ。日比谷公園の噴水前に設けられたステージで、妻の名前か、妻への感謝や愛の言葉を大声で叫べば、「永遠の愛」を花言葉とするチューリップがもらえる。さらに特製の「愛妻家宣言証」も贈られる。

   日比谷花壇では、販売促進のため「旦那さんが奥さんに愛情を託して花を贈る」キャンペーンの構想を練っていたところ、日本愛妻家協会が「1月31日は愛妻の日」と提唱していることを知った。そこで、「いい機会だと思い1月31日にイベントを企画しました」(同社広報)。

   当日は、既婚者に限らず、「未婚の方でも未来の愛妻に向けてメッセージを叫んでもらいたい」とのことだ。

「愛妻の日」ってなんだ?

   それにしても、1月31日がなぜ「愛妻の日」なのか? 提唱しているのは、群馬県嬬恋村に本拠を置く日本愛妻家協会。1月31日の「1」を英語の「I(アイ)」、「31」を「サイ」と見立てて、「愛妻の日」と呼んでいるのだ。

   同協会では3年前から、「愛妻の日」に早く帰宅して妻に愛や感謝の気持ちを伝える「男の帰宅大作戦」を展開。ほかにも、嬬恋村のキャベツ畑で妻への愛を叫ぶ「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」などユニークなイベントを実施してきた。

「日本人は『愛してる』の一言や感謝の言葉を奥さんに伝えにくい、と言われています。私たちの協会は世界中から取材を受けていますが、海外の人は『日本人は奥さんを大切にするはずがない』と思っているようで、日本に『愛妻家協会』があると知ってびっくりしています」

と同協会の山名清隆事務局長は語る。

「世の中の夫婦がみんな仲がよいというわけではないし、ふだん夫の側から妻に愛や感謝の言葉を伝えるのはなかなか難しい。だから愛の言葉を伝えるきっかけとして、いろいろなイベントを『社会実験』として企画してきました。これからも言葉を伝える機会をつくって、夫婦間で会話が増えるきっかけとなれば、と思っています」

大都会で「愛を叫ぶ」勇者は何人いるのか?

嬬恋村で行われた「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ 2007」の1シーン。プロポーズの模様だという。(写真:嬬恋村役場提供)
嬬恋村で行われた「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ 2007」の1シーン。プロポーズの模様だという。(写真:嬬恋村役場提供)

   日比谷公園の「愛を叫ぶ」イベントは1月31日の17時から18時まで、噴水前の特設ステージで開かれる。参加・観覧ともに無料で、「愛を叫びたい人は17時までに噴水前に集合してください」ということだ。

   しかし、「大声でメッセージを叫ぶ」というイベントは全国各地で行われているが、今度は都心のど真ん中。はたして「東京の中心で愛を叫ぶ」勇者が現れるのかどうか、ちょっと心配だ。その点を日比谷花壇の広報担当者に聞いてみると、

「弊社のお客様や取引先にもイベントを告知していますが、すでに参加を表明された方もいます。また目指しているのは、実際に何人が参加するのかということよりも、旦那さんから奥さんに愛情を託した花をプレゼントすること。1月31日が愛妻の日であることや、弊社の『奥さんに花を贈ろう』キャンペーンについて知ってもらえれば・・・」

と話していた。

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