同じNewportBeach市内に住むアメリカ人の友人である老婦人の家は先祖代々、共和党支持者の家系だそうです。そうはいってもさすがに今のアメリカの状況に危機感を感じているようです。「今回の選挙はアメリカの歴史を変えるかもしれない」そんな共和党支持の彼女が応援しているのがオバマ候補で、同じく私もオバマ支持。そういうわけで民主党の大統領候補者選びがはじまる前から、彼女と会うと必ずといっていいほど、「オバマいくといいな」「オプラ・ウィンフリーはオバマ支持者でfundraising(寄付金集め)も主催するらしい」「引退したジャーナリストの講演会にいったけれど、ヒラリーがいくだろうと予測していた」「友人とブリッジをやって集まったときに、ヒラリーよりオバマがいくでしょとみんな言っていた」等々、話していたのですが、とうとうそのオバマが正式に民主党の大統領候補者に指名されました。彼女はよく私に「今回の選挙はアメリカの歴史を変えるかもしれない。それを間近で見られるあなたはラッキーよ」と言います。そんな歴史的イベントを嫌う人もいるわけで、友人は「黒人だというだけでオバマを嫌っている白人は、この状勢に対して複雑な思いを抱いていると思う」と話していました。候補者の名前のステッカーを車に貼る人々自動車のバンパーに貼られているオバマ候補のステッカーアメリカ人の中には自分の主義、主張、信条および誇ることを車のステッカーに貼って表示している人たちがいます。例えば9.11の後は「GodBlessAmerica」とか「WeSupportOurTroop」といった類のものが増えました。好きなラジオ局のステッカーを貼っているかとおもえば、「私の子供は●●schoolの優秀生徒です」というものもあります。そして大統領選前になると増えるのが、支持している大統領候補者の名前のステッカー。前述の友人は、「支持者のステッカーを貼ると、ときたま討論をふっかけてくる人がいるから、それがいやでつけないの」。実は私は運転しながらこの手のステッカーの貼られた車を見つけるのが趣味。余談ですが、プリウスに乗っている人はオバマのステッカーを貼っている確率が高いです。州でみると民主党が強いものの、OrangeCounty(以下OC)は共和党支持者の多い超保守地域です。そのため、共和党候補者のステッカーを付けている人を多く見かけます。前回の選挙のときは「Bush&Cheney」のステッカーを貼っている人がかなりいました。民主党も共和党も大統領選候補者が決まってないときは、両氏に加えて、ヒラリー・クリントンのステッカーも多く見かけました。意外と多かったのがインターネット上で人気だった「RonPaul」のものでした。オバマの選挙事務所に行ってみたTシャツは顔写真入りのものが人気だそうださて娘のプリスクールのある街にオバマ氏のショップらしきものがオープンしたのでさっそくいってみると、お店ではなく選挙事務所でした。事務所内ではデンバーで開催されたばかりの民主党大会の映像が流され、それを見ている男女が2人。他には受付の男性が1人と党員らしき女性があちこちに電話をかけていましたが、まだオープンしたばかりのせいであることと、OCのメイン事務所は別の場所であることから意外と閑散としていました。選挙資金になるオバマ氏グッズは事務所のみならず、サイトからも買うことができるのですが、事務所ではTシャツ(20ドル)やステッカー(2ドル)、バッジ(2ドル)などが売られていました。とりあえずTシャツを買いましたが自分で着ようか日本から来る友人へのプレゼントにしようか悩んでいるところ。ちなみにハリウッドセレブのオバマ支持者のハル・ベリーがきていたTシャツはオバマの公式サイトで販売されているものではありません。選挙戦が白熱するにつれて、車に貼られたステッカーのみならず、オバマやマケイングッズを身につけた人は次々と登場するのでしょうか?
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