「1000億ジンバブエ・ドル札」J-CASTが入手

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   2008年8月に、世界最悪のインフレ率1120万%を記録したジンバブエ。そのジンバブエが、同年7月中旬に発行した1000億ジンバブエ・ドル札5枚を、J-CASTニュース編集部が緊急入手に成功した。

ゼロが11個で「100000000000」ドル

入手した1000億ドル札。キリンが描かれている
入手した1000億ドル札。キリンが描かれている

   J-CASTの社員がケニア在住の友人から譲り受けた1000億ジンバブエ・ドル札は、青を基調としたデザインで、右下に描かれたキリンがいかにもアフリカらしい。発行からまだ2か月というのに、どれも表面が茶色く汚れている。中には鉛筆で計算式が書き込まれているものもあり、それなりに使われていたことがうかがわれる。

   紙幣の左下に記された「ONE HUNDRED BILLION DOLLARS」の文字。ゼロの数を数えると、11個…。改めて「1000億ドル札」であることを実感する。「これが米ドルだったら」と思わずタメ息だが、世界最悪のインフレ率1120万%を記録したジンバブエ・ドルなのだからどうしようもない。

   さて、日本円に換算するといくらになるのだろうか。

1ジンバブエ・ドル=2.2832円 ということは……

こんなにゼロがついてるのに……
こんなにゼロがついてるのに……

   米ブルームバーグの為替レート計算サービスで調べてみると、2008年9月5日現在、1ジンバブエ・ドルは日本円に換算して2.2832円。よって、1000億ジンバブエ・ドルは2283億2000万円ということになるが、これにはウラがある。ジンバブエ中央準備銀行は、2008年8月1日に、ジンバブエ・ドルを100億分の1に切り下げている。つまり、7月に発行されたこの1000億ジンバブエ・ドル札は、現在では10ジンバブエ・ドルの価値しかなく、日本円に換算すると約23円ということに。駄菓子屋で「うまい棒」を2本買ったらそれで終わりという極めてザンネンなお札なのだ。

   ジンバブエ大使館に問い合わせると、1000億ドル札はまだジンバブエで流通しているものの、2008年12月をもって通貨としての有効価値がなくなるとのこと。しかし一方で、この紙幣、世界歴代最高額の紙幣と見られており、2008年8月1日の朝日新聞では、米オークションサイト「eベイ」で一時約80ドル(約8600円)もの値段がついたと報じている。現在では1000円~2500円という取引額に落ち着いているが、皆さんならいくらの値を付けるだろう。

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