国産水を選んで環境に貢献 「ウォーターマイレージ」を考える

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「輸入品より日本の水を」と語る上田氏
「輸入品より日本の水を」と語る上田氏

   2009年3月24日、リビング・サイエンス・ラボとNPO団体、市民科学研究室は、都内にて「第1回フードマイレージセミナー 『ウォーターマイレージ』を考える」を開催した。

   フードマイレージとは、食料の輸送に伴う環境への負荷を量に距離を乗じて数値化したもの。生産地から消費地までの距離が少ない食料を選ぶことで、輸送に伴うエネルギー、すなわちフードマイレージが低くなると考えられているが、年間大量の食料を海外から輸入している日本は世界でも突出して高く、問題視されている。

   第1回となる今回のセミナーでは、市民科学研究室代表で、東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員を務めた上田昌文氏が、飲料水におけるフードマイレージ「ウォーターマイレージ」の研究結果を発表した。

   上田氏はまず、豊富な水資源を持っているにも関わらず、年間消費量の約5分の1、約50万キロリットルものミネラルウォーターを海外から輸入している日本の現状を説明するとともに、1人あたりのウォーターマイレージも海外と比較して極めて高く、無駄な輸送とCO2排出が行われていることを指摘。さらに、「水資源の豊富な日本は、輸入水ではなく、国産水を選ぶべき。それによってウォーターマイレージを約20分の1に抑えることができ、環境に貢献することにも繋がります」としている。

   ミネラルウォーターをきっかけに、水や食べ物が世界のどこから運ばれてきているか、考えられるようになればいい――上田氏の願いはそこにある。

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