ギャルの活字離れに異変アリ 「ケータイ小説」の書籍化で 

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   昨年末に話題を呼んだ「赤い糸」という物語を覚えていますか?

   ケータイ小説として世に生まれたこの作品は、2007年に書籍化された後、テレビドラマ・映画そして、ゲームへと展開していきました。

   この爆発的ヒットは、ギャル世代から発信されたケータイ小説という文化が、世の中を動かすことを裏付けたと言ってもいいのではないでしょうか。

お気に入り書籍は1位「恋空」、2位「Deep Love」

本を読んでくださいね~
本を読んでくださいね~

   こうしたケータイ小説の流行がある一方で、ギャルを含めたティーンの間に顕著になってきたのが 「活字離れの緩和」。それは、昭和30年から小中学生の読書量を調査している全国学校図書協議会のデータで、平成19年の調査結果が過去最高の増加率だったことが証明しています。

   また、当社「SGR」に遊びに来るギャルたちに最近購入した書籍について尋ねてみると、ダントツの1位に上記の「赤い糸」が選ばれました。

   さらに、GRP会員約1万5000人からリサーチした「お気に入り書籍ランキング」によると、1位「恋空」、2位「Deep Love」と、ケータイ小説の書籍化がワンツーフィニッシュという結果になっています!(GRPとはhttp://www.grp-r.net/)

   ケータイ小説が彼女達の心をつかんだ理由として、まずは次のものが挙げられます。

(1)ブログのように少しずつ更新されていくので読みやすく続きが気になる
(2)登場人物は同世代が多く中高生目線で描かれているストーリー

   ただ、これだけではありません。実は作者の名前にも人気となるべくポイントが隠されていたのです!

   「Yoshi」「メイ」「美嘉」「十和」

   これらは、ケータイ小説家たちの名前ですが、ほとんどの作者が非常にシンプルなペンネームを使用しているうえ、プロフィルも謎なのです。そう、この「謎」こそ、ギャルの心をつかんで離さないキーポイント!

   というのは、作者の輪郭がはっきりしていないことで、彼らの書く物語がフィクションかノンフィクションかという区別が付きにくく、より一層ストーリーに引き込まれるという相乗効果を生み出しているんです!

「先の展開が分かっても、なんか感情移入する」
「自分が主人公になった気分になる」

というように、ギャルたちから高い支持を得ています。

   常に新しい物が生み出されるギャル界だけに、これらケータイ小説も一時的な人気で終わるのではないかと思われてはいましたが、現実は違ったんですね!

   社会現象を巻き起こした後も、ケータイ小説を扱う携帯サイトは増え続け、未だに衰えることを知りません。

   09年6月14日には、ケータイ小説「天使の恋」の映画化が発表され、またまた話題を呼んでいます。これまで大ヒットとなったケータイ小説同様に主人公は高校生。紆余(うよ)曲折しながら真実の愛を探すというストーリーで、人気ケータイ小説サイト「おりおん☆」では1300万アクセスを記録しました!

   この作品もギャル支持率は高く、ブレーク確実!

   このように現在のギャルたちにとって、ケータイ小説はなくてはならないものと認識されています。まさに、生活に欠かすことの出来ない一部と化しているのです!!

   彼女達にとって日常生活で欠かすことが出来ない「ケータイ」という身近なモノから発信されるという、ある種の「リアルさ」がケータイ小説という存在を押し上げているのかもしれません。

   まだ、ケータイ小説を読んだことのない方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

   あなたの読む作品が次のベストセラーを生むかも知れません!

有限会社SGRアミーゴ

ギャルに読んでほしい文学作品は?
ボードレール「悪の華」
芥川龍之介「地獄変」
村上春樹「1Q84」
太宰治「人間失格」
桐野夏生「グロテスク」
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