2018年 7月 21日 (土)

銚子電鉄の「1口オーナー」募集 電車の「名付け親」になりませんか

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銚子電気鉄道・公式ホームページ
銚子電気鉄道・公式ホームページ

   「ぬれせんべい」で一躍有名になった「銚子電鉄」。話題になった2007年は大幅な黒字だったものの、08年度は再び赤字となってしまった。そこで打つ次の一手が、車両の「1口オーナー権」や「愛称命名権」を買ってもらい、資金調達につなげようという計画だ。そこには深刻な事情もあるようで……。

   銚子電鉄は現在、「デハ700型」(1942年製造)と「デハ800型」(1950年製造)という、かなり「レトロ」な車両で運用している。だが老朽化が著しいため、国交省の安全性緊急評価で「代替更新」の指摘を受けてしまった。

   そのため愛媛県の「伊予鉄道」から車両を譲り受けることになったが、車両の改造、安全検査や輸送、さらには線路その他の付帯工事などにかかるとされた費用はおよそ1億4000万円ナリ!

「夢のあるネーミングになるとうれしい」

   この資金を少しでも調達しようと銚子電鉄が打ち出した「妙案」が、「1口オーナー募集」と「愛称命名権の売却」だった。前者は1口10万円で、200口を募集。購入すると10年1月1日から1年間有効の「全線乗車優待券」がもらえるのと同時に、車内にオーナー名のネームプレートが掲載される。

   後者は、2編成それぞれの愛称を募集するもので、売却金額は1編成300万円。使用期限は「原則無期限」となっており、同車両が廃車となるまで、愛称を冠して走り続けるという。

   「銚子電鉄のイメージに合っているもの、夢のあるネーミングになるとうれしいです」と語るのは銚子電気鉄道・鉄道部の担当者。応募から審査の上、最終的には利用者の投票で決定、発表は09年12月の下旬を予定している。

   銚子電鉄ではそのほかにもさまざまな企画を検討中で、

「状況は厳しさを増しているが、悲観的になっても仕方ない。前向きな企画をどんどん打ち出して、鉄道の面白さをアピールしていきたい。『大変そうだから応援してやるか』という姿勢でもいいので、ぜひ銚子電鉄に乗りに来てほしい」(同担当者)

と話している。

ホリデー茂山

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