2024年 4月 26日 (金)

世界を癒す、エンヤ奇跡の歌声 すべてが詰まったベスト盤

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エンヤ
『エンヤ~オールタイム・ベスト』
初回生産限定盤(1CD+1DVD)
WPZR-30357/8
3680円
通常盤(1CD)
WPCR-13704
2580円
12月2日発売
ワーナー・ミュージック ジャパン


   日本でのエンヤ人気は、相当なもの。楽曲は何曲もCM曲、ドラマのテーマ曲として使われ、エンヤ自身が日本語で歌う歌もあり、日本との強い関わりが感じられるが、この1年は、エンヤと日本の縁、絆の一段と強まった1年だったと言っても過言ではない。

   昨年11月に3年ぶりにリリースされた『雪と氷の旋律』を受けて、年末のNHK紅白歌合戦にエンヤが出演、初のドラマ主題歌ともなった「ありふれた奇跡」と「オリノコ・フロウ」を披露した。ドラマ「ありふれた奇跡」の人気同様、同曲もヒットチャートを駆け上がりUSENの洋楽チャートNo.1に! 2月の「第60回さっぽろ雪まつり」では、『雪と氷の旋律』収録の「ウィンター・ナイト」が「環境広場」でのテーマ曲に選ばれたりもした。

   また3月にはエンヤの初期4作品『ケルツ』、『ウォーターマーク』、『シェパード・ムーン』、『メモリー・オブ・トゥリーズ』が、デジタル・リマスター、SHM-CD化され発売されたが、これはエンヤが日本だけに制作を許可したもの。そして、エンヤ自身がSHM-CDの音の良さに驚いていたというのも、ちょっと嬉しい話。エンヤの名は、この1年で音楽ファンのみならず一般リスナーレベルに至るまで、一層定着したように思う。

   エンヤの作品は、スタジオに籠もり緻密に制作されるという特徴から、オリジナルアルバムとなると短くても2年、長ければ5年というインターバルを置いて制作される。08年に7枚目のオリジナルアルバム『雪と氷の旋律』が出たばかりだから、しばらくは音沙汰無しだろうと思っていたら、オールタイム・ベストが出るとのこと。それもエンヤ自身が選曲したベスト。これまでにベストアルバムは1997年に『ペイント・ザ・スカイ~ザ・ベスト・オブ・エンヤ』が出されていて、日本でも200万枚を越える大ヒットを記録した。それと比較しても仕方ないのだが、正直、今回の『エンヤ~オールタイム・ベスト』は、どれほどのセールスを記録するのか、見当もつかない。この1年で日本との関わりがグッと強まったエンヤだから…。

   今回のベストは、曲目を見てもらえれば分る通り、まさにベスト中のベスト。エンヤ20年の歴史が、きちんと刻み込まれている。初回盤のDVDには、初DVD化作品が3曲も収録され、エンヤ・ファンにはたまらない。初回盤と通常盤の収録曲は異なるが、両方手に入れても惜しくはない。

加藤 晋

                                      

【エンヤ~オールタイム・ベスト(WPZR-30357/8) 収録曲】
1. ウィンター・レイン
2. マイ!マイ!タイム・フライズ!
3. スターズ・アンド・ミッドナイト・ブルー
4. アマランタイン
5. 菫草(すみれぐさ)
6. ザ・リヴァー・シングス
7. イフ・アイ・クッド・ビー・ホウェア・ユー・アー
8. ワイルド・チャイルド
9. オンリー・タイム
10. ドリフティング
11. フローラズ・シークレット
12. フォーレン・エンバーズ
13. ワン・バイ・ワン
14. パクス・デイオラム
15. エヘ・レ・ナム
16. エニウェア・イズ
17. オリノコ・フロウ
18. ウォーターマーク
19. ボーディシア
20. メイ・イット・ビー
21. カリビアン・ブルー
22. アニロン(アイ・デザイア)(アラゴルンとアルウェンのテーマ)(未発表ヴァージョン)

ビデオ・クリップ(13曲)
・オリノコ・フロウ
・カリビアン・ブルー
・オンリー・タイム
・ザ・ケルツ
・アマランタイン ☆
・ウィンター・レイン ☆
・イヴニング・フォールズ
・エニウェア・イズ
・イッツ・イン・ザ・レイン ☆
・ワイルド・チャイルド
・オンリー・イフ
・ストームス・イン・アフリカ
・オン・マイ・ウェイ・ホーム
 ☆は初DVD化作品
・ドキュメンタリー:ENYA"A LIFE IN MUSIC"
・The Making of The Video「 カリビアン・ブルー」、「オンリー・タイム」

【エンヤ~オールタイム・ベスト(WPCR-13704) 収録曲】
1. オリノコ・フロウ
2. アニロン(アイ・デザイア)( アラゴルンとアルウェンのテーマ)(未発表ヴァージョン)
3. ストームス・イン・アフリカ
4. カリビアン・ブルー
5. ブック・オブ・デイズ
6. ザ・ケルツ
7. オンリー・タイム
8. ワイルド・チャイルド
9. ウォーター・ショウズ・ザ・ヒドゥン・ハート
10. エニウェア・イズ
11. カースム・パーフィシオ
12. アマランタイン
13. アルデバラン
14. ウィンター・レイン
15. ウォーターマーク
16. ボーディシア
17. ア・デイ・ウィズアウト・レイン
18. メイ・イット・ビー
19. トゥ・ゴー・ビヨンド(PART2) *
20. オンリー・イフ *
21. ありふれた奇跡 *
*国内盤ボーナス・トラック



◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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