カバー曲で紡ぐ「7色」の中山うり 珠玉の裕次郎からラテンまで

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中山うり
『7 colors/セブンカラーズ』
SICL-225
2100円
1月27日発売
SME


   昨年の12月2日から、世界19カ国のiTunesStoreで音源が発売開始された、中山うり。既に日本のiTunesStoreでネット販売されている「Uri Nakayama - EP」と「moons, stars, and dreams Live Session(iTunes Exclusive)EP」の2アイテムがアメリカおよび、EU圏、オセアニア地区など世界19カ国で発売されたのだ。ジプシー音楽、ミュゼット、タンゴなどアコーディオン伴奏の音楽をミックスしたような独特の音世界を、アコーディオンを駆使して歌う中山うり、iTunes ジャズのビデオチャートでは、今週は5位だが、最近までノラ・ジョーンズすら抑え、何週も1位に君臨していた!

聴きモノは「お前とならば何処までも」。

   その彼女の新作アルバムが、今日発売。その内容が良い! ライブで観客を湧かせる石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」はじめ、邦楽だけでなくラテン曲も含めた珠玉の「カバー曲」を7曲収録している。で、『7 Colors』。ただし、カバー曲集とはいえ、これはもう中山うりのオリジナルのようなもの。

   中でも聴きモノは、4曲目。明治・大正期に活躍した演歌師・添田唖蝉坊の「お前とならば何処までも」。これほどPOPな曲に生まれ変わるものかと、愕き、驚き。

   全体を聴けば、伴奏がアコーディオンと言うだけでなく、独特の発声法が生む魅力的かつ個性的なヴォーカルスタイルもまた、中山うりの独特の世界を作る大きな要素になっていることがよく分かる内容に。

童謡・唱歌CDでは「たき火」で参加

『にほんのうた 第四集(冬 完結編)』
『にほんのうた 第四集(冬 完結編)』

   実は今日、中山うりの別のCD音源も発売される。童謡・唱歌カバーシリーズとして話題の『にほんのうた 第四集(冬 完結編)』(V.A./RZCM-46433/3150円/avex)の6曲目に「たき火」を歌い参加しているのだ。こちらもカバー。

   懐かしい日本の童謡・唱歌を再生し、今の音楽シーンをリードするアーティストたちが新たな命を吹き込むことで、未来へと受け渡そうとのコンセプトのシリーズで、これまで八代亜紀、ムッシュかまやつ、ショーン・レノン、大貫妙子、高橋幸宏、カヒミ・カリィ、中谷美紀、キリンジ等が参加し、今回は中山うりと共に、手嶌葵+坂本龍一、元ちとせ、岡林信康、細野晴臣等が参加、全11曲収録予定。こちらの中山うりも聴きもの!!

加藤 晋

【7 colors 収録曲】
01. 夜霧よ今夜もありがとう(石原裕次郎)
02. 夢であいましょう(坂本スミ子)
03. 愛のサンバは永遠に NAO DEIXE O SAMBA MORRER(アルシオーニ)
04. お前とならば何処までも(添田唖蝉坊)
05. 空飛ぶくじら(大瀧詠一)
06. 悲しき天使 THOSE WERE THE DAYS(メリー・ホプキン)
07. 夜の翼をポケットに(s-ken&hot bomboms)

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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