テイラー・スウィフト『フィアレスープラチナム・エディション』CD+DVDUICO-11803000円1月20日発売ユニバーサルインターナショナルいささか時を失した感もあるが、グラミー賞の話を一つ。今年はビヨンセ、レディー・ガガが本命、対抗で、カントリー畑のテイラー・スウィフトがどう絡んでくるか…といった予測がされていたが、蓋を開ければビヨンセは女性アーティストとしては過去最多の6部門を獲得、予想の範囲内だったが、レディー・ガガは2部門受賞に留まった。注目されたのは最も重要な賞ともいえる最優秀アルバム賞を含む4部門を受賞したテイラー・スウィフトだった。受賞スピーチの愛らしさで、人々の気持ちを一気にわしづかみにしたようだった。20歳という若さ、抜群のスタイル、可愛らしさ…仕様がないか…。そのテイラー・スウィフトが08年11月にリリースした2枚目のアルバム『フィアレス』は、2009年に全米で最も売れたアルバムだったが、グラミー賞のお墨付きまで獲得したことに。そして、人気は世界レベルに。先見の明があったというべきか、日本へはこの2月、まさに今来日中で、予定されたコンサートは即日ソールドアウト。この来日に合わせて用意されていたのが、今回紹介する『フィアレスープラチナム・エディション』。既発の通常盤CDプラス新曲が6曲、さらにDVD(6本のプロモーション・ビデオや撮影風景、ツアーのメイキングなどを収録)をプラスしての、テイラーの魅力満載のアイテムになっている。テイラーの魅力の一つは、等身大の目線で作るオリジナルの詞・曲だろう。『フィアレスープラチナム・エディション』もほとんどが彼女自身の作詞・作曲。そういえば、2月10日に映画『バレンタインデー』のサントラが発売されているが、彼女自身が映画に出演しているという事もあって、この中にもテイラー・スウィフトのオリジナル曲が2曲収録されている。話は変わるが、彼女の活躍でふと思い出したのが、オリビア・ニュートン=ジョン。70年代の前半、テイラーと同じく、愛らしいルックスとカントリー系の素朴な路線で人気を集めたオリビア。74年にはシングル「愛の告白」が全米No.1になり、大ブレイク!この年度のグラミー賞「最優秀レコード賞」「最優秀女性歌唱賞」に輝いた。その後、78年にはジョン・トラボルタと共演したミュージカル映画『グリース』が大ヒット、サントラから『愛のデュエット』、『愛すれど悲し』(アカデミー賞歌曲賞候補!)、『想い出のサマー・ナイツ』とヒットを連発、81年にはディスコブームど真ん中の「フィジカル」をリリース、10週連続ビルボード・チャートNo.1、82年度の年間チャート1位という爆発的ヒットを記録した。オリビアとテイラー、なんとなく重なって見えます……。 加藤 晋【CD収録曲】1.ジャンプ・ゼン・フォール(新曲)2.アンタッチャブル(新曲)3.フォーエヴァー&オールウェイズ(ピアノ・ヴァージョン)4.カム・イン・ウィズ・ザ・レイン(新曲)5.スーパースター(新曲)6.ジ・アザー・サイド・オブ・ザ・ドア(新曲)7.フィアレス8.フィフティーン9.ラヴ・ストーリー10.ヘイ・スティーブン11.ホワイト・ホース12.ユー・ビロング・ウィズ・ミー13.ブリーズfeat.コルビー・キャレイ14.テル・ミー・ホワイ15.ユーアー・ノット・ソーリー16.ザ・ウェイ・アイ・ラヴド・ユー17.フォーエヴァー&オールウェイズ18.ザ・ベスト・デイ19.チェンジ【DVD:ミュージック・ビデオズ】1.チェンジ2.ザ・ベスト・デイ3.ラヴ・ストーリー4.ホワイト・ホース5.ユー・ビロング・ウィズ・ミー"オン・ザ・セット" ビハインド・ザ・シーンズ・ザ・ミュージック・ビデオズ6.ラヴ・ストーリー7.ホワイト・ホース8.ユー・ビロング・ウィズ・ミーアディショナル・プラチナム・コンテント!9.フィアレス・ツアー2009 フォト・ギャラリー10.フィアレス・ツアー2009ファースト・ショウ・ビハインド・ザ・シーンズ11.CMTアウォーズ"サグ・ストーリー"feat.T-PAIN
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