子どもたちがすっかり虜に  日本よりロスで大人気「爆丸」 

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   前にここで紹介した「交通事故防止のための交差点での信号無視キャッチセンサー」。なんと市の予算削減により、設置費用が払えず、ただいま稼働停止中だそう。

   カリフォルニアの財政はいまだ赤字が解消せず。教育分野では予算カットのため、公立学校の教員減、その影響で一クラス当たりの生徒数増といいニュースはひとつもなし。 ただそんな不景気の中でも子供のお誕生会は相変わらず盛大におこなわれていて、1、2月で誘われたパーティーは6つ。現地プリスクールのクラスメイトがらみで2つ、それ以外は3つ。子供向けジムなどで開催されるため、娘は大喜びで参加したがりますが、こうもプレゼントが続くと家計に影響をきたしそうです。

5歳の男の子が「Bakugan、大好き」

カード収集中の子ども。右手にもつ青いボールが爆丸だ
カード収集中の子ども。右手にもつ青いボールが爆丸だ

   毎回頭がいたいのがプレゼントなのですが、男の子だと何をあげていいのかさっぱりわかりません。娘をつれておもちゃを買いにいくと、「○○くんは、Bakuganが好き」と大騒ぎ。娘の友達である5歳の男の子にBakuganが好きかどうか聞いたところ、「大好き」という答え。

   「Bakugan」(爆丸)は、そもそも日本が発祥。瞬間変形する球(爆丸)とカードを使って、複数のプレーヤーで対戦(バトル)を楽しむアクションカード(発売元のセガトイズの説明)です。

   2月20日付けのAsahi comに、今年元日に、爆丸を再発売したという記事がありましたが(http://www.asahi.com/business/update/0219/TKY201002190333.html)、前述の男の子たちのママたち(日本人)によると、Bakuganは日本より、こちらでは大人気だそう。

   先日読んだLA Timesによると、アメリカのおもちゃ業界はキャラクターやストーリーがハリウッドの影響を受ける傾向がますます強くなっているとかで、その理由は子供たちの「家でもそのキャラクターになりたい!」という思いからだそう。ハリウッドの評判を反映するおもちゃは不景気のなかでも、売り上げを増やしており、「2004年から2008年までで41%のアップ。かたやテレビや映画の影響を受けないおもちゃは14%の売り上げダウン」(おもちゃメーカーのハズブロ社より)。

   Bakuganもアニメ専門チャンネルのCartoon Networkでも番組が放映されており、その効果がでているといえそうです。

「何か変身しないと子供受けしない」

   毎年9月の学校の新学期前に、各お店はback to schoolフェアと銘打って、学用品をはじめとする通学に必要な商品を売り出すのですが、それらに描かれているのは定番キャラクターや人気のキャラクター。昨年はそのなかにBakuganのものも多くみられました。

   興味深いのはアメリカでBakuganに夢中になっているのは、日本より低年齢層だとのこと。そういえば、別のママ友の息子さんは、爆丸とカードをつかってバトルをするまで使いこなしてはいないものの、5歳のお誕生日プレゼントにBakuganのカードをもらって大喜びしていました。

   「最近のおもちゃは何か変身するというたぐいの機能がないと子供受けしないようですよね」と話してくれたのは3ヶ月前に日本から渡米したばかりの9歳の男の子のママ。彼女の息子さんは日本ではBakuganに興味がなかったのに、今ではすっかりはまってしまっているそうで。

   ちなみに彼のクラスメイトに今人気なのはスターウォーズやトランスフォーマーだとか。トランスフォーマーは今日本で人気だと教えてくれたのも日本人ママ。そういえばトランスフォーマーももともとは日本発祥のおもちゃで、それがアメリカで人気を博し、逆輸入されているもの。Bakuganも第二のトランスフォーマーとなるかどうか? 

野村香奈

【プロフィル】
野村 香奈(のむら かな)
1970年鹿児島生まれ。上智大学卒業。「AERA」「週刊朝日」で主にエンターテインメントの編集を担当した後、2000年8月に結婚により渡米。ロサンゼルスの日系無料情報誌でライターも経験。趣味はドライブ、おいしいものを食べること、情報収集、そして、MLB(メジャーリーグ)観戦。LA TimesとPeopleを愛読。現在、ロサンゼルス近郊のニューポートビーチ市(Newport Beach)在住。

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