「福翁自伝」 諭吉の生き方が今教えるもの

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痛快無類の人生を存分に語り尽くした一冊
痛快無類の人生を存分に語り尽くした一冊

   講談社は2010年2月10日、講談社学術文庫から「福翁自伝」(福沢諭吉=著、土橋俊一=校訂・校注)を発売した。

   「福翁自伝」は、幼時期から老後に至るまでの経歴を速記者に口授して筆記させたものだが、戦後に発見された資料から、諭吉自身が新たに書き下ろしたところもかなりあったことが分かっている。また、同書は、数多い諭吉の著作の中でも唯一「口語体」作品で、同氏の口語文の記述力も非凡であったことがうかがえる。

   豊前中津奥平藩の下級藩士の末っ子に生まれた諭吉は、洋学を志して長崎、大阪、江戸、そして欧米へと渡り、見識を広めていく。幕末・維新の大変化の時代を生き、そこに得た大望は、やがて慶應義塾創設という形になって表れた。夢を失いがちな今の時代、諭吉の「独立自尊」を信とする生き方に触れるのもいい。

   A6判、390ページ。

   定価1050円。

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