2024年 4月 24日 (水)

クルマが情報ステーションに!? パナソニックから「DSRC」対応車載器 

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「CY-DSR1000D」の装着イメージ
「CY-DSR1000D」の装着イメージ

   パナソニックは2010年3月23日、次世代高度道路交通システム(ITS)の基幹システムと位置づけられる通信方式「DSRC」に対応した車載器「CY-DSR1000D」を発売する。希望小売価格は2万9800円。

   DSRCは、高速道路の自動料金収受システム(ETC)と同様に、道路に設置したアンテナと車載アンテナとの間で双方向通信を行う無線通信規格。情報技術(IT)の活用で渋滞や事故などの道路交通問題の解決を目指すITSの中核技術として、国土交通省などが開発を進めている。

   DSRCの通信速度はETCの約4倍。高速通信を生かして、渋滞情報や事故情報をはじめとする道路全体の交通情報に加え、前方の合流地点などの情報も配信される見込みだ。道路交通情報の配信をめぐっては、VICSと呼ばれるシステムが既に実用化されている。ただ、VICSが道路全体の情報の配信にとどまっており、DSRCでは前方にある故障車やカーブの先の渋滞といった局地的な情報も提供するようにした。同時に、静止画の配信にも対応するなどVICSよりも情報量を大幅に増やしている。

   新製品では、高速道路脇に設置したアンテナから発信される高速道路上の渋滞、事故や合流地点などの情報を受信。ドライバーに「この先渋滞 注意して運転してください」などと音声で知らせる。同社が10年度中に発売するDSRC対応カーナビと接続すると、受信した情報をナビの画面上でも確認することも可能だ。また、ETCと同様の高速道路料金支払い機能を備えるほか、駐車場やドライブスルーなどで料金を決済するサービスにも対応する。

   10年2月現在、DSRCの対応エリアは東京・名古屋・大阪に限られているが、国交省は10年度中に利用エリアを全国に拡大するとしている。

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