「愛情偏重家族」は現代家族の傾向か!? 迫られる「愛情ポートフォリオ」の見直し

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現代家族は愛情バランスが偏っている
現代家族は愛情バランスが偏っている

   AIGエジソン生命保険家族力研究所』(主席研究員・山田昌弘 中央大学文学部教授)は、2010年6月に行った「現代家族の『愛情バランス』の意識調査」の結果をこのほど公表。偏った「愛情バランス」でコミュニケーションする「無関心型」、「家族疲れ型」、「低信頼型」、に該当する『愛情偏重家族』という新たな家族のカタチが明らかになった。調査対象は、全国の既婚男女1000人(20~49歳の男性有職者500人、女性有職者250人、専業主婦250人)。

   データ分析は、「家族の愛情」構成要素を、(1)思いやり度、(2)やすらぎ度、(3)信頼度、(4)密着度、(5)適応度の5つに分類して行われた。まず、「思いやり度」を測る設問で家族間コミュニケーションについて問うと、出てきたのは、男女とも「一緒に過ごしすぎている」が平均で「4割」を占めるという結果だ。もはや家庭はやすらげるどころか、一緒にいすぎて「疲れる空間」になっているのかもしれない。

   「やすらぎ度」に関しては、さらにシビア。「一緒にいるとやすらぎを感じる相手は?」との問いに、男性の回答は「妻」77.2%、「友」63.6%。一方、女性の答えは、「夫」62.8%、「友」75.6%と正反対の数値を示していて、それは、専業主婦でも同じ結果(「夫」69.2%、「友」73.6%)だった。

   加えて、配偶者への「信頼度」を測る設問では、互いの浮気よりも「生活費でのもめごと」の数値が高く、また、「家族の愛情」構成要素(1)~(5)のうち特に「思いやり度」「密着度」の低い「無関心型」家族が全体のうち、37.4%に上ることもわかった。

   こうした調査結果を踏まえて山田教授は、「子育てする現代夫婦は、表面的には概ねうまくいっているものの、信頼が欠けていたり、気遣いがなかったり、家族と一緒に過ごすことに疲れてしまっていたりと、愛情バランスが欠けている」と分析。現代家族は日ごろから愛情バランスを意識し、将来についての話し合いが求められており、家族における、「愛情ポートフォリオ」の見直しが重要と語る。

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