スポーツ報道写真の第一人者によるこん身の一冊2010年6月29日、会場となったロフタス・バースフェルドには観衆3万6742人の観衆が集まった。0-0のままPK戦に突入し、残念ながら3-5で敗れたあの試合の記憶は、1か月半近くがたとうとしていても鮮明に残っている。賛否はいろいろあるにせよ、サッカー日本代表は国民の期待をはるかに超えた「ベスト16」という結果を残し、世界に「SAMURAIJAPAN」の存在を強烈にアピールした。本田圭佑の無回転シュート、川島永嗣のファインセーブ、闘莉王のヘッド、長友佑都の驚異的な粘り。アフリカ大陸初のワールドカップで「SAMURAI」たちが戦った4試合に、印象的な瞬間は数多くあった。その瞬間を間近でとらえた永久保存版の一冊『SAMURAI2010ワールドカップ南アフリカ大会日本代表メモリアル写真集』(著/原悦生、著・編集/渡辺航滋)が2010年7月9日、イーストプレスから発売されている。TVでは分からなかった迫力あるシーンの数々、一喜一憂するサポーターの表情。24日間に及んだ過酷な戦いの中で、「絆」により結ばれた日本代表23人の素顔が間違いなくそこにあった。大型本、定価1260円。
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