キリン仙台工場、震災後初ビール仕込みへ 東北復興支援「絆プロジェクト」も強化

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   東日本大震災の影響で生産を休止していたキリンビール仙台工場に復旧のめどがついたのにあわせて、同社では、東北地方の素材を使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」など3種類の新酒を今秋発売する。東北地方の復興を支援するプロジェクトも強化し、2011年7月19日からはキリンホールディングスが協賛する活動「Table of Dreams」のwebサイト上でも詳しく紹介している。

被災した仙台工場で震災後はじめて作る

  「一番搾り とれたてホップ生ビール」の生産再開を喜ぶ臼田敦朗東北統括本部・本部長、松沢幸一社長、横田乃里也仙台工場・工場長(左から、7月14日の記者会見で)
「一番搾り とれたてホップ生ビール」の生産再開を喜ぶ臼田敦朗東北統括本部・本部長、松沢幸一社長、横田乃里也仙台工場・工場長(左から、7月14日の記者会見で)

   キリンビールが今秋(11月上旬)発売を予定しているのは、岩手県遠野産ホップを使用した「一番搾り とれたてホップ生ビール」、東北産リンゴを使用した「キリンチューハイ 氷結 アップルヌーヴォー」、福島県新鶴地域で栽培されたブドウを使用したメルシャン「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」の3種類。中でも、2004年から発売しているキリン「一番搾り とれたてホップ生ビール」は、被災した仙台工場で震災後にはじめて作られるビールとなる。初仕込みが9月26日にあり、発酵と熟成を経て、11月上旬の出荷を予定している。

   東京ドーム7個分の広さに相当する仙台工場は、東日本大震災の影響で、ビールを貯蔵するタンク15本のうち4本が倒壊、敷地内にも海水がなだれ込むなどの被害を受けた。松沢幸一・キリンビール社長は2011年7月14日、その仙台工場で行った記者会見で、被害を受けた工場に復旧のめどが立ち、「仙台工場が無くなってしまうのではという地元の心配もあったが、実際に11月に出荷できて、工場として機能していけば、復興に向けての一歩と認識してもらえるのではないか」と期待を込めた。

   新商品の発売に合わせては、キリングループ一体で取り組んでいる東日本大震災の復興支援活動「復興応援 キリン絆プロジェクト」も強化する。

今秋発売予定の「一番搾り とれたてホップ生ビール」、「キリンチューハイ 氷結 アップルヌーヴォー」、「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」(左から)
今秋発売予定の「一番搾り とれたてホップ生ビール」、「キリンチューハイ 氷結 アップルヌーヴォー」、「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」(左から)

   プロジェクトの一環で、キリンビールは9月中旬~11月下旬、「今こそ!選ぼうニッポンのうまい!2011」プレゼントキャンペーンを実施。対象の商品につけられている応募券を集めて送ると、抽選で47都道府県の食材とビールのセットが当たるというものだ。また、キャンペーン対象商品と今秋発売予定の3商品は、1缶につき1円(メルシャン「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」は1本につき10円)を寄付する。JA(農業共同組合)やJF(漁業協同組合)など東北の「食」に関わる復興支援にあてられるほか、宮城、福島、岩手県で農業を学ぶ高校生らの奨学金としても役立ててもらう。

   なお、今回の取り組みについては、キリンホールディングスが協賛する、人と人とのつながりの場である食卓の大切さを見つめ直すプロジェクト「Table of Dreams」(運営:NPO法人「食空間コーディネート協会」)のwebサイト上でも動画で公開。また、プロジェクトと同名のBSフジで放送中のテレビ番組でも、インフォマーシャルとして紹介する。

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