インフルエンザ罹患率、「R-1乳酸菌入りヨーグルト」摂取で低下

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   ヨーグルトを継続的に食べると、インフルエンザ予防になる――。有田共立病院・井上文夫院長の行った調査で、1073 R-1乳酸菌(R-1乳酸菌)入りヨーグルトを6か月の長期にわたり摂取していた小中学生は、摂取しなかった子どもたちに比べて、インフルエンザ感染率が低いという調査結果が出た。

   井上院長と順天堂大学医学部特任教授(免疫学講座)の奥村康氏の2人が、2011年8月9日に都内で行った「『R-1乳酸菌』メディアセミナー」で発表した。

佐賀県有田町と隣接市で欠席者数を比較

井上文夫・有田共立病院院長
井上文夫・有田共立病院院長

   調査は、佐賀県有田町の小中学校に通う児童・生徒(解析対象:1904人)に、2010年9月7日から2011年3月18日の6か月間にわたって行われたもの。給食の時間にR-1乳酸菌入りヨーグルトを1日1個(ドリンクタイプ、112ml)を飲んでもらい(土日・祝日等のぞく)、期間中にインフルエンザ(A、B、新型)で学校を休んだ児童・生徒の率について、有田町と隣接する3市町村で比べてみた。

   結果は、有田町の小学校に通う児童は隣接市と比べ、10分の1以下という低い感染率だった。中学校でも同じように有田町の生徒の感染率が低いという結果が得られ、保護者から聞き取ったアンケートでは「インフルエンザや風邪にかかりにくくなった」「学校を休むことが少なくなった」などの意見も出たという。セミナーで井上院長は

「有田町では(小学校の)低学年で一時期、学年閉鎖があったにもかかわらず、各学年別に見ても感染率は隣接市よりも低値だった。R-1乳酸菌を使用したヨーグルトは、全般的なインフルエンザウイルス感染に対する予防効果がある可能性が示唆された」

と話した。

生活のリズムの乱れ、過度なストレスでNK活性は低下

奥村康・順天堂大学医学部特任教授(免疫学講座)
奥村康・順天堂大学医学部特任教授(免疫学講座)

   人体には、インフルエンザウイルスやガン細胞などと戦ってくれる免疫細胞「NK(ナチュラルキラー)細胞」がある。免疫学の第一人者で知られる奥村教授によると、R-1乳酸菌を摂取することで、NK細胞が活性化(NK活性)し、人の免疫力を高めてくれるという。奥村教授は調査結果を踏まえ、こう指摘した。

「今回の調査結果で、人での(R-1)乳酸菌摂取とインフルエンザ感染抑制に関係あることがはじめてわかったといえる。我々のNK活性についての理論、動物実験の結果や、基礎的な論文の内容にピッタリあう結果。我々が明らかにしてきた内容と矛盾のない結果が得られている」

   インフルエンザなどのウイルス感染を予防するには、NK細胞を活性化させること(NK活性)が重要だという。ただし、NK活性は加齢により衰え、若くても生活のリズムの乱れ、過度なストレスがかかると低下する。低下すると免疫力が落ち、風邪をひきやすく、ヘルペス等もできやすい状態になる。奥村教授によれば、NK活性を低下させないようにするには「ゲラゲラ笑うことが大事」。そして、手っ取り早いのがR-1乳酸菌の摂取だといい、「(R-1乳酸菌入りヨーグルトの摂取は)社会の第一線で働く人、お年寄りへの活用にも期待できるのでは」と説明している。

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