B787が初営業飛行 スイス、ベルギー、米西海岸に就航検討

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報道陣に手を振る787の乗客。中央で花束を持っているのがANAの伊東信一郎社長
報道陣に手を振る787の乗客。中央で花束を持っているのがANAの伊東信一郎社長

   全日空(ANA)が世界で初めて導入した次世代中型旅客機、ボーイング787型機が2011年10月26日、初の営業飛行を行った。この日のフライトは記念ツアーに申し込んだ人を対象にしたチャーター便。12時20分ごろ、報道関係者ら240人の乗客を乗せて香港国際空港に向けて出発した。

   ツアーは、募集人数に対して140倍以上の応募があるという盛況ぶり。見事に申し込みの権利を勝ち取った会社員の中田崇志さん(32)は、

「窓が大きくて、気圧も(従来機よりも高く)調整されているとのことで、過ごしやすい機内だと聞いている」

と、フライトに胸をふくらませていた。

   また、

「新しい機体の導入で外国からの観光客が増えるきっかけになれはよいのでは」

と、観光客増加に期待を寄せる人もいた。

787とLCCは競合せず

   787は、9月28日に1号機が羽田空港に到着し、約1か月間にわたって訓練飛行を続けてきた。10月30日には仙台空港で体験フライトを行い、11月1日からは羽田と岡山、広島を結ぶ国内線に投入。12月には羽田-北京線、12年1月には羽田-フランクフルト線も就航する。それ以降の路線展開について、伊東信一郎社長は、

「(候補地は)沢山あると思う。検討している地点は、例えばスイス、ベルギー。その他、どこにでも行きたいと思っている」

と具体的な候補を明かした。米国路線についても、

「西海岸に飛ばすところがないかな、と検討している」

と発言。日本航空(JAL)は12年春に成田から東海岸のボストンに路線を新設して787を就航させることを表明しており、両社の判断が分かれた形だ。

   また、すでに「エア・アジアジャパン」など2社に出資を表明している格安航空会社(LCC)については、

「LCCは日本から近距離で運航頻度を上げてローコスト、低運賃を追求するもの。787とは路線、ターゲットにするお客も違う」

と、競合はしないとの見方を示した。

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