BABYMETALがメタルの先輩たちと共演! 白熱のパフォーマンスを披露

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   海外でも注目を集めている3人組アイドルグループ、BABYMETALが2012年1月9日、東京、Shibuya O-WESTで行われたイベント「WOMEN'S POWER 20th Anniversary」に出演した。

   BABYMETALはさくら学院というグループから派生ユニット「重音部」として生まれたグループ。「アイドルとヘヴィメタルの融合」をテーマにしていて、2011年秋にネットで公開されたMV「ド・キ・ド・キ☆モーニング」が日本だけでなく北米や欧州でも話題となっていた。

「私たち、BABYMETAL Death!」

躍動感あふれるステージングで会場を盛り上げたBABYMETAL。
躍動感あふれるステージングで会場を盛り上げたBABYMETAL。

   今回のイベントは、SHOW-YAやAldiousら女性のメタル系バンド、ミュージシャンが大集合する「メタル女子会」だ。チケットはソールドアウトし、関係者席も大入りの中、BABYMETALは最年少のメタルアイドルとして三番手で出演した。

   荘厳なゴシック風クワイアのSEとともにローブをまとったメンバーが登場する。会場はBABYMETALのイメージカラー、赤のサイリウムでいっぱいだ。

   1曲目「ドキモニ」のヘヴィなギターリフが流れ、3人がローブを脱ぎ捨てるとオーディエンスから大きな歓声が挙がった。サビではSU-METAL(14)のボーカルに合わせて「チョ待って!チョ待って!」の大合唱となる。SU-METALのサイドで踊るYUIMETAL(12)とMOAMETAL(12)の動きもキレキレだ。間奏では3人が気絶するかのようにステージに倒れこむというパフォーマンスもあった。

   「SU-METAL Death!」「YUIMETAL Death!」「MOAMETAL Death!」「私たち、BABYMETAL Death!」と挨拶し、新曲「いいね!」を披露した。「ドキモニ」同様、基本のメロディーはポップなのだがヘヴィネスにエレクトロニカ、HIPHOPなどの要素を盛り込んだ個性的な楽曲だ。

   最後は以前もライブでやっていた「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。こちらはピアノとボーカルのバラード風イントロからアップテンポのギターリフに流れこむ、ドラマチックなメロディック・スピード・メタルだ。サビ部分でSU-METALが「イジメ、ダメ!」と叫ぶ度にオーディエンスが激しくジャンプ。BABYMETALを初めて観るメタルファンも巻き込んで、会場を目一杯盛り上げていた。

「多くの人に『なんじゃこりゃ』と思ってもらいたい」

左からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL。メロイックサインならぬキツネさんサインだ。
左からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL。メロイックサインならぬキツネさんサインだ。

   ライブ前に3人にインタビューすることができた。ヘヴィメタルをテーマにしたアイドルということについて、「へヴィメタルを知らなかったので、最初はどんなことをやるのかさっぱり分かりませんでした。頭を振るとかも謎だらけで、上手くできるかも不安でしたが、今はとても楽しいです」(SU-METAL)と話す。MOAMETALとYUIMETALの2人も「『けいおん!』は知ってるけど重音は知らなかった!重い音楽ってなんだろうって!」。

   「ドキモニ」のMVは公開から3か月で50万回再生され、海外からも多くのコメントが寄せられた。「外国の人にとっては私達の歌ってる歌詞は分からないのに、多くの人が聴いてくれて嬉しかったです。音楽は世界共通なんだなと思いました」(SU-METAL)。今回のライブで初披露となった新曲の「いいね!」については、「普通の歌だけじゃなくてラップも入っているのがポイントです!」(YUIMETAL)ということだ。

   SU-METALは2012年の目標として「BABYMETALを一人でも多くの人に知ってもらいたいです。『なんじゃこりゃ』と頭の中に『?』をたくさん出してもらって、会いにきてくれれば嬉しいです」と話している。

   3月7日には、BABYMETALと新人メタルバンド、キバオブアキバのスプリットCD「BABYMETAL×キバオブアキバ」(1000円)が発売されることが決定。BABYMETALの新曲を含む計4曲が収録されている。

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