ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、そこいらの店には負けないような本格メニューが食べられることをご存じだろうか。「食い倒れの町・大阪」のテーマパーク、USJではここ数年、「食」にかなり力を入れており、2012年3月16日オープンの新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」でもこだわりの限定メニューをそろえているのだ。アトラクションとそっくりケーキ目玉がトレードマークの「キッズ・サンドウィッチ ハム&チーズ」(上)/変り種の新メニュー「ピッツァフォンデュ」(下)「ユニバーサル・ワンダーランド」の看板メニューは、「クッキーモンスター・キッチン」のサンドイッチだ。ほんのり甘めで優しい味わいの「キッズ・サンドウィッチ」(450円)2種類のほか、エビとアボカドをふんだんに使ったピリ辛「アメリカン・シュリンプ・サンドウィッチ」(700円)のような大人向けメニューもラインアップし、親子そろって満足できる。女の子には、「ハローキティ・スティック・カップケーキ」(400円)がおすすめだ。人気アトラクション「ハローキティのカップケーキ・ドリーム」の外見をお菓子で再現したミニケーキで、かぶりつけば想像以上にたっぷりのクリームが、口いっぱいに広がる。新エリア以外でも人気の春メニューが豊富に揃う。特に、ハリウッド・エリア「アズーラ・ディ・カプリ」で販売中の「ピッツァフォンデュ」(3000円)が一食の価値あり。お碗状の生地に詰め込まれたとろとろチーズと具材を、まずはガーリックトーストに漬けて、次いで味が染みた生地ごといただく。アメリカで流行りのメニューをいち早く取り入れたもので、もはや「テーマパークの軽食」という枠を越えた満足度だ。子どもたちが楽しめる新エリア新エリアのボールプール「バートとアーニーのワンダー・ザ・シー」で遊ぶ子どもたち。17日撮影新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」は「フライング・スヌーピー」のような大型アトラクションに加え、ボールプールやアスレチックなど自由に遊べる施設が豊富で、大人はもちろん、小さな子どもたちでも思う存分楽しめる場所になっている。オープン後最初の週末である17日、18日はあいにくの天候にもかかわらず、大勢の子どもたちが駆け回る姿が見られた。遊具によってはUSJ側が想定もしていなかったような遊び方を子どもたちが「発見」する場面もあり、関係者を驚かせていた。アトラクションやキャラクターを楽しむばかりではなく、この春はUSJで「食い倒れ」を満喫してみてはいかがだろうか。
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