シェイクスピア描いた「嵐」の物語 波乱ののちに訪れたのは…

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『こどものためのテンペスト』(ロイス・バーデット著、鈴木扶佐子訳)
『こどものためのテンペスト』(ロイス・バーデット著、鈴木扶佐子訳)
アートデイズ

   「春の嵐」吹き荒れた日本列島。ところで嵐といえば、あのシェイクスピアに「嵐」を意味するタイトルの作品があることをご存知だろうか。その名は「テンペスト」。突然の大嵐で、登場人物が不思議な孤島に流れ着くところから物語は始まる。当時、バミューダ島で実際に起こった海難事故に想を得て書かれた作品だ。

   嵐を引き起こすのは弟への復讐を図る主人公・プロスペローの魔法で、この作品ではこうした不思議なものやロマンティックなもの、醜悪なものといった多彩な要素が融合し、美しい世界観を作り上げている。「我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる」というセリフはよく知られる。

   最終的にはプロスペローは憎しみや復讐を乗り越え、最後には調和と和解に達し新たなる出発をする。「嵐」から始まる不思議な島の物語が、「再生の劇」として時代を越え読む人の共感を呼ぶゆえんだ。

   画像は、子ども向けにリライトされた『こどものためのテンペスト』。

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