尾形光琳作「燕子花図屏風」と「八橋図屏風」100年ぶりの再会

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国宝 燕子花図屏風(左隻)尾形光琳筆 江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
国宝 燕子花図屏風(左隻)尾形光琳筆 江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

   根津美術館(南青山)では2012年4月21日から5月20日まで、「KORIN」展を行っている。

   尾形光琳といえば、琳派の名の由来となった画家として広く知られている。その人気は日本国内にとどまらず、20世紀絵画の巨匠マティスや、アールヌーボーのクリムトなど、そうそうたる海外の芸術家たちからも評価され愛されたともいわれている。その代わり、日本国内から流出してしまった傑作もある。

   今回の「KORIN」展の目玉は、そんな傑作の里帰り。国宝「燕子花図屏風」と同じモチーフを、ふたたび10数年の時を隔てて描いた「八橋図屏風」が米国メトロポリタン美術館から日本にやってくる。それも、「燕子花図屏風」を収蔵する根津美術館に。同じ6曲1双屏風に描かれた2作品が一堂に会すのは、じつに100年ぶりのことだという。

   そのほか、酒井抱一編『光琳百図』など江戸の出版物を手がかりにした展示も、光琳初期の世界観を十分に堪能できるものになっている。20世紀なかごろ、岡本太郎をして、「画面以外の何ものもない世界、これ等こそが我が国の芸術には極めて稀な、非情美をたたえた傑作である」といわしめた光琳の、現代アートに通じるモダニティ。いま改めてじっくり眺めてみることでさらなる発見が期待できそうだ。

   入場料は、一般1200円、高校生以上1000円。なお、ゴールデンウィーク初日(4月28日)から同展の終日(5月20日)までは、通常の開館時間10時から17時のところを1時間延長して18時まで開館する。

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