2018年 7月 18日 (水)

素晴らしい! ウディ・アレンにしかできないデタラメ設定

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   やっとの、日本公開だ。「ウディ・アレン映画で最高の興収を記録」「第84回アカデミー賞で脚本賞受賞」など、海の向こうのニュースを聞きながら、「一日千秋」の思いで日本公開を待ち望んでいたファンも多いはず。

   2011年製作の映画「ミッドナイト・イン・パリ」の舞台は、パリ。ニューヨークばかり50年撮ってきたウディ・アレンだが、最近になってロンドン、バルセロナなど、ヨーロッパの街を撮るように作風が変わってきた。そして「マッチポイント」(ロンドン)、「それでも恋するバルセロナ」(バルセロナ)など次々と傑作を生み出している。

この夏は、天才老人のわがままに付き合ってみたい

© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.
© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.

   70を過ぎたウディ・アレンは、きわめて恵まれた映画監督しか過ごすことのできない、晩年の輝きの中を生きているといえる。たとえば、ルイス・ブニュエルのような。

   この映画の設定も、老人監督ウディ・アレンにしか許されないようなデタラメなものだが、そこが素晴らしい。魅惑の街パリでは、夜に魔法がかかる。主人公が出会う男たちはつぎつぎこう名乗る、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ。とつぜん、20年代のパリに迷い込んだようなこの脚本で、ウディ・アレンはオリジナル脚本賞を受賞した。この快進撃は、まだまだ続きそうだ。

   待望の公開は5月26日。公式HPは、http://www.midnightinparis.jp/

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