1年に1度の不思議体験チャンス 今年の「影」は消えたのか

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   2012年6月21日は、1年のうちでもっとも昼間が長い「夏至」にあたる。滋賀県立近代美術館(大津市)では、夏至の日だけ影がなくなるという不思議な野外彫刻を展示している。

2012年は大雨・・・

地面と石の柱の間の傾きがポイント
地面と石の柱の間の傾きがポイント

   彫刻家の故・山口牧夫さんによる野外彫刻「夏至の日のランドマーク」は、夏至の日に太陽が南中する時刻(大津市では11時45分前後)になると、影が消えるという石づくりのモニュメントだ。みかげ石でできた長い直方体の表面に不規則なくぼみを刻んだだけのシンプルな作品だが、地面と石の柱の間の傾きが夏至の日の正午に太陽がある方向(南中点)と完全に一致するように作られている。そのため、南中時には彫刻の影が彫刻自身と重なって見えなくなるという。

   公式ブログでは、「運良く晴れたら、あなたも影が消える瞬間を見ることが出来るかもしれません」と紹介しているが、「運良く」とはいっても長雨の続く梅雨のこと。滋賀県立近代美術館の担当者は、「6月21日(夏至の日)は雨が降っていることが多い」とし、他の職員には見たことのある人もいるが、自分では「影が消える様子を見られたことはない」。2012年の6月21日11時45分頃も「残念ながら大雨」で、影の消える様子は確認できなかった。

   1年に1度だけ、晴れ間の太陽がつくる「不思議」に出遭うには、相当な強運が必要なようだ。

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