日本は「歴史観を共有できる」インドと手を結べ 櫻井よしこ氏提言

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『日本とインド いま結ばれる民主主義国家』
『日本とインド いま結ばれる民主主義国家』(櫻井よしこ・国家基本問題研究所編、文藝春秋

   竹島、そして従軍慰安婦などの問題をめぐり、日韓の緊張が高まっている。「慰安婦問題はホロコーストに等しいと主張する韓国」と、「独立運動家への謝罪に天皇を持ち出されることに戸惑う日本」――主張の妥当性はともあれ、双方の「歴史認識」、あるいは「歴史観」の違いがくっきりと露呈した形だ。

   歴史観をめぐる火種を抱えているのは韓国だけではない。特にますます軍事的圧力を増しつつある中国との対立は深刻な問題だ。こうした問題をはらんだ中国を向こうに回し、日本はどう振る舞うべきか。

   櫻井よしこ氏が理事長を務める団体「国家基本問題研究所」は、「中国を封じ込めるためには、日本とインドが戦略的提携を進めるべきである」とアピールする。なぜ日本とインドが手を結ぶ必要があるのか? それは日印間には、日中、そして日米間にはない「歴史観の共有」があるからだと櫻井氏は説く。

   2012年5月に出版された『日本とインド いま結ばれる民主主義国家』は、実際にインドを訪れ、同地の政治家・識者と意見交換を行った櫻井氏が、日印の対中国戦略論をまとめた一冊だ。櫻井氏や元インド大使の平林博氏を始め、インドの有力政治家・知識人が寄稿し、日印提携によるアジアの未来図を描く。

   文藝春秋刊。1680円。

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