「石臼でひいた抹茶」たっぷりでコク・深み 「伊右衛門」がリニューアル

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   まろやかな旨味と心地よい余韻が特徴のサントリー伊右衛門が、この秋リニューアル。2012年10月2日に「抹茶入り伊右衛門」が発売される。

菓子業界でも人気の"抹茶味"

石臼挽き抹茶入り「伊右衛門」。10月2日発売
石臼挽き抹茶入り「伊右衛門」。10月2日発売

   "抹茶味"のものはチョコレートやスナック、アイスクリームなど菓子業界でも人気で、最近ではパンや麺類など、主食に練りこんだ製品も。

   2004年の発売以来、「濃いめ」や「玄米茶」、「焙じ茶」、さらに季節限定「新茶」や「冷茶」などを伊右衛門シリーズとして販売してきた同社。ここにきて石臼挽き抹茶をたっぷり入れることに注目した理由は、何なのだろうか。

   リニューアルに伴い、これまでの伊右衛門から変化したところをサントリーの担当者に聞いてみた。サントリー食品インターナショナル・食品事業部ブランド戦略部の新関祥子氏は、

「緑茶市場は、近年プライベートブランド商品が増加するなど、熾烈な低価格化競争が発生しています。そのなかで、サントリーとして『お茶は日本が誇る文化なのに、単なる水分補給の飲料になりつつある』という危機感がありました。そこで、緑茶としての"新しい付加価値"は何かと考えたのです」

という。

「ここ数年、抹茶は製菓材料以外にも抹茶風味の食品が多数発売されるなど親しまれていて、抹茶を使用した飲料のおいしさへの期待感も高くなっています。実際にリーフ(茶葉)の世界においても、抹茶入り煎茶が売り上げ上位を占める状況になっています。ですので、本当にいい抹茶を入れたお茶であれば、新しい価値提案が出来るのではないかと考えたのです。
   ポイントは、京都で長年愛されてきた老舗のお茶屋「福寿園」の茶匠が、満を持して選んだ石臼挽き抹茶を贅沢に使ったこと。これにより、圧倒的な深み・甘みを実現しました。
   リニューアルにあたり、石臼挽きであること、そして抹茶の質にもこだわり、碾(てん)茶の中でも、より風味豊かで質の良い一番茶の使用比率を高めてより上質な抹茶に仕上げました。
   また、抹茶入り煎茶としてのおいしさを追求するために、煎茶の茶葉や合組(ブレンド)の研究を重ね、抹茶のコク・深みに、煎茶の香りや苦渋みが融合することで生まれる、究極の美味しさを目指し、進化させました」(新関氏)

ひとつの石臼からは、1時間に数十グラムだけ

   新関氏によると、ひとつの石臼からは、1時間に数十グラムしか抹茶を製造することができないという。生産効率は悪くなるが、味わいを追求するため、石臼挽き抹茶を入れることにこだわって開発を進めてきたとのこと。

「石臼をゆっくり時間をかけて挽くことで、粒子がきめ細かくなり非常に舌触りがなめらかになると同時に、余分な熱が加わらないことで、香り豊かな抹茶ができるのです。その結果、急須のお茶を超える美味しさを表現できたと自負しています」(新関氏)

   煎茶がもたらすさわやかな渋みに加え、石臼で丁寧にひいた抹茶のコク、深みや甘みが味わえる。

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